1月4日(木)御用始め。パーフェクトはあんまし好きぢゃないけど。

 本日天気晴朗なれど風強し!各員一層奮励努力せよ!7.4℃~15.3℃、32%。3900歩。気温はやや持ち直したが、北西風強く、体感温度低し。

 

 久しぶりに映画を見るの巻き:

 「Perfect Days」つう映画を見に行った。役所広司がカンヌの主演男優賞をとった映画ですぅ。初老のトイレ清掃員(便所掃除人?)の日常を丹念に追った作品で、小津安二郎へのオマージュだと言ふ。

 どんな日常にも、本人の感受性次第で、世界は日々新しいきらめきが満ちているという世界観♪下町の人情模様や上流の干からびた人間関係も描かれている。植物を育てたり、音楽を聞いたり、読書やカメラを趣味にしたりと自足して充実した生活に、時折入って来る擾乱。

 影と影を重ねると影はもっと深くなるのか?という哲学的疑問や、木漏れ日の濃淡に人々の多様性を重ねる人生観など、映像と思索の交錯や夢との関係性などイメージの鮮烈さが際立ちます。

 あらゆる場所、あらゆる時間が特別であって、すべてが興味深い♪つまらない場所や退屈な時間など何処にもない!どんな場所にもどのような時にも、そこには全てがある、という人生礼賛の物語かな?

 余りにもパーフェクト杉て、ちと嘘くさいと思わないではありまへんが、あんまし斜に構えていても、おえんぞなもし。

 また、わき役陣にはおもすろ個性派を揃えて、主役を盛り上げてまふぅ。渋谷区のデザイントイレは前に見学したこともあり、ま、久しぶりに見た映画としては、一応及第点としておこうかな?ハレハレ

 

 追記:

 今回のシンプルライフのきもは、TVやPC、スマフォという現代の利器が一切なく、文庫本やカセット、フィルム写真機といったアナログ生活に徹していることです。情報化され脳化された人間からの解放という意味合いもあるのかな?養老さんのいわゆる自然に還れが、都会と自然との間の参勤交代なくして実現できるということをパーフェクトライフが示してくれました。