7月16日(火)後の藪入り。群盲、象をなでるの例えとは。

 終日雨、夜一時止む。19℃~22℃、99%。本日気温低くけれど湿度高し。各員一層奮励注意せよ。

 

 

 見えるものしか信じない人とは:

 夜半、久しぶりに小杉方面に進出す。居酒屋小杉にて会合。中にひとり合理的なる男おりて、「我は目に見えぬものは一切信じない」と言えり。具体的にはあらゆる計測器による観察も「目に見える」範囲に入るらしい。科学実証主義の権化のような主張ですが、変な迷信に嵌らないという利点は確かにあります。

 すかす、こういふ考え方には、広々とした大らかさがありませんね。迷信から逃れ得ると共に、世界の奥行きも手放してしまうんですぅ。一体どれくらいの世界が我々に見えていると言うのでしょうか?見えない世界に対する感性こそが、芸術を生み、創造性を鍛えるのです。だって、人のこころだって見えないものの典型ですからね。「無知の知」ならぬ「無見の見」といえようか?アリリ