8月26日(土)地下鉄に乗って。

 もくもく積乱雲が乱立する晴れ、のち曇り時々雷雨という荒れた天候。25.5℃~33.4℃、56%。3800歩。東寄りの風やや強し。雨の後は少し涼しくなった。

 

 メトロに乗って:

 久しぶりに古ーい映画を見た。浅田次郎原作の「地下鉄(メトロ)に乗って」という17年前の映画です。小説はだいぶ前に読んだのですが、ストーリーをすっかり忘れていたので映画は結構新鮮でした。

 地下鉄に乗ると昔に戻って、その頃の父や母に会えます。東京オリンピックの1964年から戦後の闇市、戦時中の満州などへタイムスリップして大嫌いだった父の若い頃の情熱や苦労にふれて、次第に理解して行く過程が描かれておりまふ。

 更に今の自分の恋人が同じ父親だと分かって、恋人はその母のお腹の中の自分を頃すことにより、すべての記憶と共に自ら消えていきます。これは悲しい結末ですね。浅田次郎は劇中の喫茶店の客として少し顔出ししてますが、泣かせ屋の本領発揮といったところでしょうか。

 タイムスリップを小説に応用すると、小説としてはイロエロな可能性が開けてきて、想像力を羽ばたかせるにはとてもいい手法だと思いました。実際自分も、子供の頃、若い頃、結婚前後の父母に会ってみたいなぁと切に感じて、想像してみました。懐かしい思いが突然こみ上げてきました。ボロボロ

 メトロは昔の都電路線を中心に都心を網の目の様に結んでいて、メトロだけで都心の何処にでも行けまふ♪潜って上るとそこはもう全く違う場所。この地点スリップからタイムスリップを連想したのかな?作者はかなりの電車オタクと見たが、どーでしょうか?「ポッポ屋」なんかも書いてるしね。永田町から赤坂見附に至る連絡通路はわだすもよく通るところで、ここが映画のメインシーンでよく使われてて懐かしかった。

 あした地下鉄に乗って、どこかにサイトスリップしてみようかな♪ジャンジャン