8月21日(月)そこに自由はあるんか?

 曇り時々晴れ、のち晴れ時々曇り。26.3℃~34.8℃、59%。5100歩。もう少しで猛暑日熱中症アラート。もう飽きた、いつまで続く猛暑かな。

 

 選択の自由(自由意志)とは:

 こりは中世からの大問題で、人間には自由に選択する自由意思というのんが有るのか無いのか?その有無が問題だった。昔は「神が全てを決めているのだから自由意志なんかナインだよ。」つうもので、今は有名なリベットの実験で、「人間が自由に決めたと思っても、その前に無意識下で選択してたんだよ」というのんが分かりますただ。

 リベットの実験では、動作を始める0.2秒前には「意識的な決定」を表すシグナルが現れるという。しかし脳内では更にその0.35秒前にには、「無意識的な準備電位」というものが現れているという。即ち意識的な決定をする0.35秒前に、無意識的な決断が行われていることになる。ホント?・・・これは幾多の同様の実験で確認されてまふ。

 すかすこりが倫理的大問題を引き起こし、自由意志が無いと確信した者は不正行為に走り、他人に協力することを止めるという心理的な傾向が出てきてしもたんだすぅ。我々は通常、自由意志を持っているという揺るぎない感覚を持っていて、それが社会生活に適応的なんすね。

 その後ベルリン工科大学が更に詳しい実験をして、準備電位と意識的な決定の間の0.2秒間で、準備電位を打ち消すことが出来ると分かった。即ち我々の自由意志は、ほんの0.2秒間だけ拒否する方向で発動でけるらすいのだ。それでも自由意志が無いより増しかな?

 ともあれ人間の決断は脳が用意する準備電位のなすがままではないと分かった。無意識下の脳内処理に最初の指令を与えたのは意識だし、無意識下の準備電位が意識的な決定をもたらすのだから、無意識と意識の連合体として自由意志を考える必要があると思ふ。計測技術の精緻化と合わせて、より複雑な意思決定プロセスの研究が俟たれるところであーる。ジャンジャン