7月20日(木)土用の入り。情に棹させば流される智に働けば角が立つ。

 もくもく曇り時々雲漏れ日。26.4℃~32.6℃、51%。2500歩。熱帯夜&真夏日。南風やや強し。

 

 感情と理性:

 情緒と論理といってもいいのかな?こりは我々が生きていく両輪です。現在は都市に住みスマフォを使うという点で情報化された人間は論理が勝っています。が、長い生命の歴史から言えば大抵は感情を使って生き延びてきました。

 感情は即応性があり、存亡危急の際には有効です。グダグダ考えていたら生き残れない局面が多かったでしょう。しかし、複雑な社会を構成するようになった人間は、感情だけでは生きて行けません。緻密に論理的に積み上げ、先行きを正確に推測しないと大きなミスを犯すからです。

 ただ論理はその前提や推論過程に少しでも誤りがあると、結論は大きく狂ってきます。これは神ならぬ人間には避けがたい陥穽です。これを補うのが感情に基づいた直観です。なんとなく嫌だなあとか、かなり違和感を感じるぞ、という虫の知らせが時に有効に作用します。

 がっ、当然感情は緻密ではありませんから、しばしば過ちます。「この世界に完璧な正解などナインだ」という観点が必要でしょう。感情と理性をうまくバランスさせて、先が見えない人間世界を泳ぐしかないのですね。それにはアバウトな感性が必要です。「ま、しょうがないか?」、「世の中なるようにしかならん。」という突き放しも必要でしょう。

 「事物に居付くのがいっちばーんいけないんだお!」と樹ちゃんも言ってなかったっけ?ホムホム