12月23日(金)乃東生。人助け絶滅種とは。

 天気快晴なれど風強し!4.0℃~8.4℃、15%。4100歩。南西風なのに空っ風?

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は17322人で前週より6.5%の増加、7日間移動平均は16638人(前週比+9.5%)、重症者は103人、死亡24人でした。

 19時~23時までZOOM会議。また楽しからずや。

 

 世界人助け指数とは:

 2020年におこなわれたギャラップ114か国の調査では、日本の人助け指数(他人を助けた、寄付をした、ボランティアをした人の割合)がわずか12%と114か国の中で大差の最下位であったと言ふ。

 自己責任の自助努力を政府が推奨している中で、コミュニティの崩壊が見られると言ふ。わだすの実感としても、地下鉄内の優先席を元気な人が独占している風景が見られまフ。また、街で人助けしている光景は滅多にお目に罹れまへん。困っている人、弱い人、運の悪かった人を相互扶助する社会の風潮が、ここまで破壊されたのは何故か?

 こりは世界で日本にしかないとゆわれる「偏差値教育」、「偏差値受験」で自分以外は皆競争相手であるという風潮が身に沁みついてしもた所為ではあるまいか。これが新自由主義の効率主義、コスパ、タイパ、役に立たない者は要らないとの新優生論とも相まって、困った他者に手を差し伸べない風潮が蔓延してしもた原因だと推察しまふ。

 あらゆる物事にはいい点と悪い点がある主義者の吾輩としても、この風潮には一点の良いところも認めれまへん。カマキリやクモのような孤立した狩人の生物は別にして、群れで暮らすコロニー型動物たるホモサピエンスにとっては、致命的な欠陥ではあるまいか。ひそやかに滅びの風が吹いてまふ。強くなければ生きていけない、しかし優しくなければ生きている甲斐が無い。かな?