10月25日(火)亥の子。すべては脳内理想から始まる。

 終日寒曇り一時ぽつぽつ。11.4℃~14.4℃、44%。2300歩。し、師走の気候!ブルブル

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は4702人で前週より12%の増加、重症者は33人、死亡2人でした。GoToトラブル?

 

 イデアとは:

 イデオロギーの語源はイデアなんすか?アイデアの語源でもありまふ。イデアは知覚ではなく想起によってのみ認識できるもので、天上界にあるとされる個物の理想形、あるいは本質をいいます。例えば作図された三角形は線に太さや歪みがありますが、理想的に想起された三角形(三角形のイデア)の現実界での写しといいます。全ての個物にはイデアがあります。

 天上界のイデア現実界に降りて来たのが我々が認識できる個物であり、これは外界の姿(イデア)が洞窟の壁に映っているようなものだ。我々は洞窟に映っているイデアの影しか認識できない(洞窟の比喩)。現実は不完全であり、イデアは完全なる本質である。

 んで、そんなのを語源にしているイデオロギーは、やっぱし絵に描いた餅なのかな?少なくとも現実から遊離した脳内産物と言えるでしょう。いわゆる一つの「~べきだ」論ですぅ。イデオロギーの燃料は脳内正義となります。正義が強いほどイデオロギーも強くなります。

 政治は利害の調整と妥協だとゆわれますが、イデオロギーが絡むと妥協の余地が少なくなります。紛争や戦争は大抵正義のぶつかり合いが原因です。宗教戦争では特にこれが顕著です。お互いの正義に妥協の余地がありませんから、戦いは過激になります。

 社会正義に関しても、「自由」か「平等」かがイデオロギー化されて、自由市場経済と共産統制経済が争ったのが冷戦期でした。現在は「世界は一つ」対「地域の自立」の対立かな?グレーターチャイナの中国は一つ対台湾、香港、チベットウイグル、モンゴルなどの対立、あるいはロシアによるスラブは一つ対旧ソ連の諸民族自立の争いなどなど。これもイデオロギー化されていまふ。

 世界が一つになってしまえば戦争は無くなるのか?でも、それは多様性を否定された羊の平和かも知れませんねぇ。世界を良くしようとするイデオロギーの対立で戦争が起こり世界は悪くなるというのはパラドックス?では、世界を良くしようとしなければ平和なのか?なんかこれも違うような気がする、少し寒き日なりき。アハハ