7月14日(木)満月。内と外は生命の本質なり。

 午前中曇り、午後から雨。22.9℃~26.9℃、80%。6100歩。今月も満月が雨で見れない。でも大潮の満潮でそれと知られる♪

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は16662人で前週より95%の増加、重症者は43人、死亡2人でした。都の専門家は今の増加率が続くと7月20日には2万3千人、7月27日には5万3千人に達すると推定した。アリャリャ

 

 内と外とは:

 これは境界というものが重要になる。人体の場合は皮膚の内側と外側に分かれるのかな?同じ物質でも内側にあるものはキレイで、それが外に出るとキタナイのは唾液や血の例でそれと知られる。人間とは自分の内側が綺麗だと生来的に感じるものなんであーる。

 また人類は集団性動物でもあるから、集団の内と外という問題もある。例えばミニマルグループパラダイム(MGP)というのがあって、特に意味もなく集団分けをして最小条件集団(ミニマルグループ)というのを作ったとする。例えばキノコの山とタケノコの里に分けたり、画家のクレーが好きかカンディンスキーが好きかで分けたりする。ま、これは野球のチームでもサッカーのチームでも何でもいいんですぅ。

 意味もなく割り振られたグループなのに、そのうち自分のグループだけを贔屓するようになりまふ。こりをイングループバイアスと言います。逆に別のグループを貶す傾向も出てきて、これはアウトグループバイアスになります。こりは所属グループと自分を一体視するソーシャルアイデンティティ(SI)が立ち上がることによると、解釈されます。

 そーなると集団の誇りは自分の誇り、集団の恥は自分の恥という感情的一体化が起こり、集団の地位向上に努めたり他集団を貶めたりとする行動が出てきます。元々のグループ分けには意味がないのに、グループ至上主義になってしまうんすね。サッカーのフーリガンなんてグループ間で頃しあいまでするですよ。コワ

 同調圧力の強い国ではこの傾向が激しいと思われ、集団主義になる素地は人間の本性と共に文化にも依存すると思われます。特に日本では世間というプレッシャーもあるし、会社人間を始めとするシステム人間が多いから、内集団バイアスが効きやすいと言えるでしょう。あんな人たちこんな人たちの、故安倍さんの身内びいきもこのカテゴリーかな?

 ともあれこれは人類に内在する本質的な特性ですから、誰でもこのバイアスに落ち込みます。ただこのような心理的事実があるのだと知ることは、事物を多少冷静に眺めることに役立つかな?それでも無意識下では、絶対にバイアスが掛かってます!小さくは小学生同士のグループ間の喧嘩、大きくは国家同士の戦争など至るところにグループ間紛争はあって、しかもその理由は取るに足りないことが多いのも、これらの心理作用が影響してるんですぅ。ザンネン