6月15日(水)主観を他人に伝えるのはむずかすいのだ。

 煙雨しとしと、午後止む。15.1℃~18.7℃、87%。5300歩。梅雨寒も今日までかな?過ごしやすくはあったけど♪

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は2015人で前週より4.1%の増加、重症者数は11人、死亡3人でした。日々のばらつきの範囲かと思われるが、久しぶりに増加。

 

 痛みとは:「これあなたの主観ですよね?(ひろゆき)」

 「人の痛みが分かるのか?」と問われれば、それは想像の範疇で本当のところは分かりません。痛みは極めて主観的なものなんすね。とても言葉では表しきれないものがクオリアなんすが、痛みもクオリアの一種なんですぅ。でも、病院に行って「ちょっとお腹が痛くて」なんて訴えても、ホントのところは伝わりません。

 まずは時間的、空間的に細分化しましょう。時々痛い、このところずーっと痛い、一瞬だけ痛いとか時間の区切りもイロエロありまふ。全身が痛い、あちこちが痛いと空間的に言っても曖昧ですから、もっと細分化したほうがええでしょう。右の脇腹のオヘソのすぐ脇が間歇的にチクチク痛む、とか。また、部位ごとに痛み方が違うときは、それも表現しましょう。

 どれくらい痛いかを表現するのはとても難しいのですが、極めてとか、めっちゃとか、少しとかの定性的表現よりは、普段から10段階くらいに切り分けて、「今日の痛みは6くらいだ」とか定量的に言えるようになるとベストです。これは人との比較ではなく、自分自身の痛みの変化を示す相対値となりまふ。

 そーは言っても定性的な痛みの表現も重要なのは確かです。以下はMcgill痛みの質問票(短縮版)からの抜粋です。マックギル疼痛質問票を見るともっと詳しいのがあります。http://www.totucare.com/ippan_content6-3.html

「・ずきんずきんする痛み ・ビーンと走る痛み・ 刃物でつき刺されるような痛み ・鋭い痛み ・ひきつるような痛み ・かじられるような痛み・ 焼けるような痛み ・うずくような痛み ・重苦しい痛み ・さわると痛い ・割れるような痛み ・疲れてくたくたになるような痛み ・気分が悪くなるような痛み ・恐ろしい痛み ・拷問のように苦しい ・電気が走るような痛み ・冷たく凍てつくような痛み ・貫くような痛み ・軽く触れるだけで生じる痛み ・むずがゆい痛み ・ちくちくする/ピンや針 ・感覚の麻痺/しびれ」

 ま、痛みはこころの起源という人もいて、下等生物からずーっとあるものなんすね。ヒトのように高等生物になると、脳が痛みを作り出す現象も見られます(幻肢痛など)。特に腰痛はその85%が痛覚変調性疼痛という脳発性疼痛らすいのだ。あんまし気にしすぎても良くないのかな?また心の痛みは身体の痛みと同じ脳部位が活動するそーです。それゆえ、痛みから感情が発生したと言う説まであります。

 いじょ、痛みという主観の最たるものについて言及しましたが、脳で感じるクオリアは外界と脳内の共同作用で現出していると言へるです。ジャンジャン