12月7日(火)大雪(北国では雪大いに降る)。八方美人は信なきなり。

 曇り、夜に入り少雨。9.5℃~14.9℃、71%。7500歩。湿度と気温少し上がる。

 湿度と火事には相関がありまふ。火事と喧嘩は江戸の華!頭から湯気を立てると喧嘩も起きる?

 

 好き嫌いとは:

 ヒトは「好き嫌いせず何でも食べないと丈夫な体になりませんよ!」と言われて育ちます。すかす大部分の動物は偏食なんすね。特に昆虫は偏食王です。だいたい食草が決まっていて、それ以外の植物は食べれないし食べようとしません。こうしてニッチを棲み分けして共存してるんす。

 かだらの仕組みも長い間に変化して、食草の有害成分を分解できるようになります。だいたいこれらの機序に虫のお腹に生息している腸内細菌が関係しています。カメムシの食べ物の好みも腸内細菌が決めているという実験もあります。近年この見解を哺乳類にも敷衍できるのではないのんか?という仮説まで現れました。現に人間の腸内細菌叢が変わると食事の好みも変わっていくそーです。

 今回のコロナ騒ぎでウィルスが注目されましたが、ウィルスも階層的に宿主と共生していて、有益で不可欠なウィルスもたくさんいるようです。この世界の全てを闘争的に見る必要はなく、闘争もあれば共存もあるということでしょうか。

 よくニンジンが食べれないとかピーマンがダメダメというお子さんがいます。こりは我儘の好き嫌いなんでしょうか?研究によれば遺伝的な要因が多いそうです。つまり味覚レベルである食品がまずく感じて食べれないそーです。不思議なのは他の動物は「欲するところ」に従ってかだらにいいものを食べているのに、ヒトは欲するところとかだらにいいものがしばしば齟齬をきたします。なぜなんだあああ?

 多分大脳の発達と関係しているのではあるまいか?食を脳で味わっているうちに、かだらの要求と乖離してしもたっちゅうことは十分にありえます。現に舌がやけどするほど熱いものを食べたり、元来毒物たるアルコールを飲んだりしてます。こりは脳が暴走したためと思われます。

 でも好き嫌いという感情の産物はもともと理性ではどうにもならないものなんすね。理由が分からず好きになったり嫌いになったりする虫の悪戯はよく耳にします。雷に打たれたように人を熱愛するようになるとか。でも、自覚しない真の原因がどこかに隠れているというフロイト的な仮説があるにはあります。

 んで何だっけ???そうそう虫の好き嫌いと人間の好き嫌いは質の違いがありそーですが、腸内細菌の影響とか遺伝子に組み込まれた影響とか、いくつかの共通するところもあるという「生物は皆兄弟!」なんじゃあああ!どもども。