12月4日(金)心理応用は小賢しいが役に立つ。かな?

 高層雲のすっきりした晴れ。5.5℃~13.9℃、33%。朝は少しさぶかったが、夕焼けはとても綺麗だった。

 

 裏腹シリーズ:やってる感とやらされ感。

 計画というのは立案しているときはいいですが、実行段階になるとその計画にしばられてやらされ感が横溢してきます。自分でやっているという主体性感覚がモチベーションの大本ですから、計画に縛られるとモチベーションが落ちてきて効率が下がります。

 上位下達システムは計画が最適で実行時の状況の変化が少ないときは最強の力を発揮しますが、そのようなケースは極稀なんですね。 現場での状況変化に合わせて柔軟に計画を変更できるようなシステムは、やってる感が沸き上がりモチベーションも上がります。トヨタ提案システムは全員参加で自分たちがやってる感を出したから成功したと言えるでしょう。誰か偉い人や専門家が考えた案だと、それがいくら良い案でも、どーしてもやらされ感が湧いてきてしまいます。

 GoToキャンペーンだってあのまま第1波でコーヴィッドくんが治まってれば、物凄く有効な策だった筈ですが、いかんせん第2波、第3波と引き続いている状況下では、インパールもどきとゆわれても、仕方がありません。あらゆる計画にはその実行時の柔軟な適用が大切な所以です。

 例え経営陣が考えた案でも、一応アイデアコンテストで出てきた提案にするくらいの小細工が必要となります。全従業員からアイデアを募集すれば、だいたい思いつく案は網羅されます。その中から経営陣の方針に合った提案を採用して、後で肉付けすればいいのです。計画経済が失敗したのは、このような人間の心理や感情を無視して、正しいものは正しいのだとトップの意志を押し付けたことだと考えます。

 人間世界というのは組織に依存せざるを得ませんが、その組織は人間が動かしているのですから。そこんとこ~ヨロピク!