9月2日(水)禾乃登、穀物が実る頃。時間てなんや?散歩とGPS。

 概ね曇り少し晴れ間、午後一時通り雨。24℃~32℃、75%。ちょと涼しいが湿気あり。

 

 見える風景とは:

 速度によって時間の進みかたが異なるというのは相対性理論です。我々が日常で見る風景も速度によって異なります。散歩しながらゆっくりと見回すと、裏道などで思わぬ発見があります。自転車にのると、もう少し行動の範囲が拡がりますが、ときおり東京にもこんなところがあったのかっ!という発見がまだあります。これが地下鉄だと点と線のうち点の方しか見えなくなります。自動車だと道順やランドマークは分かりますが、自転車ほどじっくり街を見れませんから、意外な発見はあまりありません。でも、行動の範囲は更に広がって、今まで行ったことのないところまで行かれます。このようにスピードによって見える範囲と風景が異なるのは、相対性理論に似てませんか?アハハ

 最近はスマフォにもGPS測位システムが実装されてますが、これにも相対性理論が大きく貢献しています。相対論によれば速度が速いほど時間はゆっくり進み、重力が小さいほど時間は早く進みます。衛星は重力の小さい高空を猛スピードで進むので、速度によるゆっくり効果と低重力による早まり効果が相殺しあいますが、後者の効果がやや大きく衛星上の原子時計は1日で30マイクロ秒ほど早く進んでしまいます。これでは1日で11kmほどの誤差を生じて使い物になりません。それで相対性理論に基づいて補正して、ようやく誤差の少ない測地が可能になるんだすぅ。量子効果によるコンピュータとか相対性理論によりGPSとか、先端技術や身近なところに先端物理学が使われているんだすぅ。ドヤ