7月14日(火)失敗の哲学。

 雨ときどき曇り、夕方少し晴れ間。21℃~24℃、93%。気温は低いが湿度高し。

 

 私、失敗しないので:ドクターX

 TVドラマで流行った言葉ですが、これには2種類あります。良いほうのは、小さな失敗をたくさん重ねてきて、それらを反省し修正して大きな失敗はやらなくなったという失敗経験を生かすやり方です。悪い方のは、失敗を認めないで他のせいにすることです。これでは反省も成長もなく、永遠に失敗し続けてしかもそれを認めないと。

 後者は官僚あるいは官僚的な人などに多いタイプです。言い訳して失敗を認めない内に、自らを無謬であると思い込むようになり、自分が失敗していないのだから相手が悪いのだと信じるようになります。不祥事を起こした警察幹部が「我々は適宜、適法、適確に対処しているから、何の問題もありません。」なんて言い張る図はよく見かけます。警察官僚が多かった官邸でも、その長は「全く問題ない」、「その指摘は全く当たらない」などのスガ語を流行らせましたが、なぜ問題ないのかの理由は全く言いません。

 似たようなのはテクノクラート独裁の社会主義国でも良く見かけました。その後裔である中国や北朝鮮も誤りを認めませんねぇ。「党は無謬である!」というのが無駄に長く君臨する信念になっております。

 ともあれ人間は「失敗する動物」ですから、無謬なんてことはぜってーあーりまへん!素直に失敗を認め反省して次に生かすに如かず♪失敗から生じた科学的発見なんて山ほどありますからねィ。失敗は宝の山なんす。官僚さんは宝の山を無視する無欲な人々とも言えるのかな?タハハ(この項続くかも)