1月26日(日)大潮。蓼食う虫も好きずきとは。

 朝まで雨残るも、のち曇り。3℃~8℃、67%。寒が抜け春が立つのももう少し。スズガモの大群が越冬しています。

 

 食は生命なり:

 可愛いパンダはいつも竹ばっかし食べてます。でも元来は食肉目クマ科ですから肉を食べてたんすね。でも、気が優しいから獲物獲得競争に敗れてどんどん奥地に追いやられて、周りに食べるものが竹しかなかったんす。それで竹ばっかし食べるようにはなったが、DNAもエピジェネティクスも追い付かずに消化系が肉食のまんまなんすね。だから食べた竹がのほとんどが消化されずに出てきます。故に大量に食べねば栄養失調で氏んじまいまふ。嗚呼無情!・・・ま、こりは出自によらずどーなったって生きていけるという生物の逞しさを物語っているとも言えますが。

 日本人も穀物ばっかし食べてた頃はかだらが小さかったですが、肉食を始めたら背がどんどん伸びてきたってのは高々100年も掛からなかったですよ。こりはホモ属にも言えることで、ホモ属とチンプがゴリラと別れたのは1000万年前頃。少し雑食が混じったが、それまではゴリラと同じ菜食ですただ。ホモ属がチンプと別れたのが700万年前頃。この頃は肉を少し食べる雑食になってましただ。2足歩行で肉を食べるようになったら、脳がどんどん大きくなって悪知恵が発達し狩りが上手くなったと。それでどんどん肉食が昂進し、脳も大きくなるというポジティブサイクルに入って、現在のホモサピエンスに至ったと。

 まさに、食というのは進化をも左右するんですねィ。そうこうしている内に1万5千年ほど前に農耕牧畜が始まり、人口爆発が始まりましただ。それから、植物や動物の人為的進化の改変で地球環境は人類中心の自然に姿を変えました。今地上で一番繁栄しているのは、栽培植物と飼育動物だっちゅうことに異論はありますまい。

 でもね、驕れるものは久しからず。ホモサピエンスの滅びの足音が聞こえているのは、ほんの一握りのグレた人しかいないのかも知れませんね。嗚呼無情!でも地球環境は価値観フリーで、あくまでも中立なんすよ。どもども。