5月12日(日)母の日なり。見たいものが見え、聞きたいものが聞こえるとは。

 薄曇りときどき薄晴れ。15℃~22℃、49%。湾岸では、すでに赤潮が出ている。プランクトンつうのは、気温、日光、富栄養などの条件が整えば爆発的に増えるからねぇ。

 

 

ポスト・トゥルースの時代とは:

 フェイクニュースつうのが欧米を中心に猛威を振るっているが、日本でも拡がる気配あり。特に選挙の前後になるとイロエロな虚偽情報がネット上に拡散されます。ハーバード大学の研究によれば、虚偽情報と言ってもイロエロなタイプがあり、大きく7つに分類できると言ふ。1.風刺・パロディ、2.誤った関連づけ、3.ミスリーディングな内容、4.偽の文脈、5.偽造された内容、6.操作された内容、7.捏造された内容、となります。最初の1.は受け狙いですが、数字が大きくなるほど「騙そうとする意図」が大きくなります。

 また、動機については、1.質の悪いジャーナリズム、2.うけねらい、3.扇動・いたずら、4.感情、5.党派心、6.金儲け、7.政治的影響力、8.プロパガンダの8つに分類されまふ。更に、フェイクニュースはSNSなどを通して瞬時に、遠くへ、大量に拡散するという特徴もあります。

 アメリカでは、ごく少数(0.1%)のコアなマニアが約80%のフェイクニュースを拡散・共有しているという研究もありまふ。そしてそのコアにはシニアやネトウヨが多いと。これは見たいものだけ見るという視野狭窄認知バイアス(先入観や直観に頼る)やファクトチェックにより意固地になり、更にフェイクを信じてしまうというバックファイアー効果も報告されちょります。また、その拡散にはバンドワゴン効果同調圧力、ホモフィリー効果なども関わり複雑化してきます。

 更に、ネットの最大の特徴として類は友を呼ぶエコーチェンバー効果が挙げられます。これにより同じ傾向の者だけが固まるクラスターができ、その中で意見が先鋭化して行きフェイクがファクトに変じて行きます。コワイデスネ

 ネット倫理だけを強調しても、フェイクがなかなか収まらない原因を上述しましたが、米国では既に、システム的に対応しようとの動きも始まっています。フェイクフィルターによりパタン化された悪意をろ過するとか、AIを使ったファクトチェックなど幾つか結果が出ておりまふ。日本もこのような研究分野への一刻も早い注力が必要でしょう!・・・でも、ネトサポなんかに注力してるようぢゃ、まさにはっきりと申し上げて、「百年河清を待つ」ですね。タハハハ