3月2日(土)何でも白黒(デジタル?)で割り切れると思たら大間違い。

玉虫備忘録:

 白っぽい靄晴れ!6℃~15℃、22%。花粉多し。梅はさいたか桜はまだかいな♪の季節。

 

思考のディレンマとは:

 二元論が流行ったのはデカルトからだとゆわれてます。ほんとは大昔からあったんすが、精神と身体を分離して考え始めたのがデカルトなんですね。以来、イロエロな二分法が流行って、さてどちらだどちらだと騒がしくなりました。ホントは両者が分けられず一体混然としていないと意味を失うものも混じってます。例えば進化もdivergence(多様化)とconvergence(淘汰)のミックスしたもので、どちらかだけとは言えません。白黒付けたがるのは思考の怠惰にて、ディジタル思考と言えましょう。

 思考の方法にしても、積み上げ型と逆算型があります。積み上げ思考は、今ここを分析し、眼前の課題を解決していく現在から未来に向かう思考法で、逆算思考は、目指すべき未来像をまず想定し、そこから今何をやるのかを抽出する思考で、思考は未来から現在に向かいます。

 すかす、この両者は必ずしも排他的ではありません。両方を使いながら最適点を探るという思考をしないと、どちらも間違った方向に向かいかねません。あまりにも現状分析に捉われ過ぎると長期的な方向を誤るし、未来の姿を間違えて捉えても現在の行動を誤ります。Forecastingと Backword from the Futureを併用して思考するのが極めてバランスがとれるんだすぅ。ども。

 ところで「存在と時間」で有名なハイデガーは未来の姿を死と捉え、そこから逆算して現存在(人間?)を充実させようなんてメメントモリを提唱してましたね。こりは神がいなくなって死後の世界がなくなっちまった人間を救うためです。かな?