12月2日(日)橘始黄(たちばなはじめてきなり)、かんきつ類が黄色に実り始める頃。

 曇り。8℃〜12℃、51%。だいぶ冷え込む。久しぶりに銭湯にいく。




 芦花公園方面に進出す:多芸、多才な異能作家@筒井康隆とは。

 世田谷文学館つうところで、12月9日まで「筒井康隆展」をやってるんす。生まれてから(1934年)現在まで(2018年)の84年間の年代史と、イロエロな小説の手書き原稿が展示されちょりもす。老若男女でけっこう賑わってましただ。「小説を書くとは、もはや無頼の世界に踏み込むことであり、良識を拒否することでもある。」つう筒井氏の覚悟が入り口に大書してあります。そう言えば、メディア、出版界の言葉狩りに抵抗して、「断筆宣言」したこともあったなぁ。実際4年間何も書かずに演劇とか音楽はたまた芸人と遊んでた時期があったですぅ。

 わだすも若い頃はけっこう嵌っていて、その著作はだいたい読んでまふ。一言でいえば「とにかく面白い♪」につきますねぇ。直木賞候補に何回かなりましたが、全部落選!そもそも筒井よりか才能が無い者が審査員なんだから、何をかいわんや。24巻の「筒井康隆全集」も展示されてます。面白かったのは、「作品マップ」という筒井の主要作品127冊を21のジャンルにカテゴライズした壁一面に貼りだされたマップです。純文学からお笑いまで、筒井が如何に幅広く実験的で、しかも質の高い作品を書き続けたかが一目で分かります。12月1日と8日に筒井のトークショーもあるようですが、既に募集は締め切られてました。ザンネン