6月15日(金)その意気や良し!でも規模が壮大過ぎると。

 終日弱雨しとしと。昼間も18℃前後と肌寒い。湿度89%。






 明日は難民の日:

 小松左京が「日本沈没」を書いてヒットしたのは、大分昔の話です。でもこのSF小説は、実は前段の導入部だったんだって。実は、日本が沈没した後に、世界各地に難民として流れて行った日本人の状況を書こうとした、大河ドラマだったんですぅ。でも、その構想が余りにも壮大すぎて、その後の筆が全く進みませんでした。仮に少しでも書けてたら、ココロから読んでみたいと欲します。自分たちも難民になり得るという創造力が働けば、今少し嫋やかな心になれたかも知れない日本人!もともと大陸のどんづまりに位置して、方々からの難民が原日本人を作ったと思えば、難民に辛く当たるのは自分の出自を貶すようなものです。(日本人の顔のバラエティは東アジアでは抜きんでております。)自国だけが良ければそれでいい、つうのは我利我利亡者ではなくして、我国我国亡者ではなかろーか?助け合ってこその人類♪全ての美しきこころ根は、助け合いに在り!我欲ばっかり追求しているのを醜いと感じる性質が、アプリオリに人類に組み込まれた本質なんすから。ども。


 付録:ふと思い出したんすが、ギリシャ時代からの存在論を根本から書き直してやろう!との壮大な試みがハイデガーの「存在と時間」だったんす。でも、この本は、存在について書き出したホンのさわりで、人間について書いた部分のみでした。人間の現実存在(実存?)を露わにした功績は大です。しかしその後、存在の根本に迫る本番はついに出版されませんでした。余りにも規模が壮大だと、一人では完成でけない一つの例でしたあああ。ザンネン