7月20日(月)天は自らを助けられない者も助ける、と言へり。

 薄晴れときどき薄曇り。23℃~32℃、62%。真夏日!9300歩。あちゅいですぅ。

 

 天は自ら助くる者を助く:諺も時代精神によりそう。

 これは「自助論」(サミュエル・スマイルズ)中の文言ですが、明治の頃の青雲の志にぴったしはまってベストセラーになりました。人に頼らず自らがむばる者には神の恩寵(セレンディピティ?)が下ると。これはこれで立派な心掛けである。フロンティアスピリットのアメリカ開拓団にはまさにピッタシの標語でした。

 すかすこりが新自由主義の自己責任論などに結び付くと、社会で弱い人、障害のある人、幼児や老人、運悪くホームレスになった人などは支援しなくてよいという暴論に結び付きます。格差や無保険を是認するイデオロギーになったり、ひどいのは役に立たない者は要らない論者を後押しして、ファシズムまでもう一歩になったりします。

 このことわざを現代リベラル風に進化させれば、「天は他の人を助ける人を助ける」ではないでしょうか?赤ちゃんでもお爺さんでも役に立たなくても、ただただいてくれるだけでいいんだ♪という人はきっとたくさんいると思うんだ。何のために役に立たなくてはいけないかの原点に返れば、それは他の人にしやわせになってもらいたいからではないでせうか?自分のために役立とうとする人は、我利我利亡者として人類から本性的に嫌われます。

 経済が下降すると自殺者が増えるというのは、自己責任なるイデオロギーの影響が大きいと感じました。すべての人は健康で文化的な生活を営む権利を有する、がっ日本はその権利が守られていない国の一つなんですね。どもども。https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/seikatuhogo_qa.pdf