6月6日(水)芒種、イネ科の植え付けの頃

 終日弱雨しとしと。19℃〜22℃、80%。関東もどーやら、梅雨入りしたらしい。むっし蒸しの季節。





 士農工商とは:死のう、こうしよう?

 自殺の方法かよ!という冗談はさておき、これが江戸時代の身分制度だという。しかし実際のところ、支配階級の武士とそれ以外の平民という差別だけで、農工商は実際には差別されず、精神的な区分に留まっていたと言ふ。これ以外に非人という、これはもう人間ではないという酷い差別もありました。同じ国内で非人間を造ったら、外国人などそれ以下ということでヘイト感情ここに極まれりっ!最近ではこれが変形し、非国民ってのも復活したらしいです。差別感情止まる所を知らず!ってな昨今。村からはじき出されたら村八分、軍国に反対したら非国民ってなアナロジーですね。タハハ

 ともあれ、精神的な差別とは言え、農工商の間の違いも農本社会を象徴しておりまふ。すなわち、人間が生きるための食料を直接生産するものが一番、生産を支えるイロエロな道具を作るもんが二番、ただ単にモノを右から左に回してあぶく銭を稼ぐのが三番、ってな、とても単純な思考ですね。

 これが現代は全く逆転してしまい、金融でお金回してるのがイッチバーン、物流を円滑に回してるのがニッバーン、物を作るのがサンバーン、しょぼい農林水産業はヨバーンってな調子ですね。ま、両方とも人間活動に格差をつけようなんてのが、そもそもの大間違いなんすが。

 差別の精神てのは、時代を通して、地域を通して、あまねくユビキタスですが、これが人類最大の悪であるという認識は、いくらしてもし切れるものではありません。日本の少子化つうのにも、男女差別が重くのしかかっているのを忘れてはなりましねーだっ。全てのバイアスには、複雑で、ふかーい機序があるのだから、何ごともシンプルに考えちゃいかんぞよ、と自戒したるこの頃。ども。