4月24日(火)ノウと言える脳

 曇りのち微雨。15℃〜21℃、66%。花粉少ない。カーシェアで葛西の湯まで足を伸ばす。平日のスーパー銭湯は空いててイイでごわす♪



 好悪とは:

 安倍政権が好きですか:30%、安倍政権が嫌いですか:50%、わっかんなーい:20%。この状況は、関心のある人が80%もいるんだから、極めて特異なイッシューですね。翻って、一般の好みを考えるに:

 フォアグラトリュフが好きですか?8%、フォアグラトリュフは嫌いですか?2%、わっかんなーい:90%、というのが普通じゃないんでしょーかっ。人々の関心が80%も集まっているってこと自体が、政治の季節なんですぅ。どもども




 全てはノウで決まる:Fight-or-Flight(戦うか、逃げるか)、それが問題だっ!

 匂いはどこで感じるのか?1.鼻、2.嗅覚細胞、3.脳、・・・実は匂いは脳の高次機能で感じているんですぅ。だからイロエロな匂いの素で全く違う匂いを合成できるんすよ。では、戦いの中で勝敗は誰が決めるのか?これは相手が自分より強ければ自分は敗けるし、相手が弱ければ自分は勝てる。と、自他の力量を客観的に判断して決められる、と思うでしょ?・・・実はこれが脳の中の神経回路によって決められることが分かったんだと。

 脳の中に「闘い続ける神経回路(勝者の回路)」と「降参するための神経回路(敗者の回路)」があって、この両者を手綱核というところで手綱を取っているらしいのだ。魚の実験では、勝者の回路を抑制されたものは敗けやすくなり、敗者の回路を抑制されたものは勝ちやすくなったんだと。通常は2匹が闘って、勝った方が勝者の回路が活発になり、勝ち誇って泳ぎ回るが、敗者は敗者の回路が活発化して、底にじっと隠れてるんです。これで闘争の後の平和が保たれると。

 すかすですな、敗者の回路を欠損させた魚が、実際に敗けた時に、敗者の大人しい行動が取れなくて、うろちょろ動き回るものだから、勝った魚から執拗に攻撃を受け続けるんだと。負けた時は速やかに降参して、底にじっとしているに如かず。いわゆる一つの負け方が下手になってしまうんすね。自然界では、これは致命的です。

 発見された神経回路は間脳に位置し、魚から人まで共通性があるので、人間社会の闘争でも同じ神経回路が働いていると考えられまふ。戦うか、逃げるかの判断は、動物の生存にとって非常に重要です。前大戦における大日本帝国も、「敗者の回路」が欠損していて、負け方が極めて下手くそだったのかもしれませんね。ドヨーン