12月4日(月)クレーム社会ニッポンとは?

 晴れのち曇り、夜細雨。5℃〜12℃、50%。




 うるさい日本のわだす:目を閉じればものは見えない、すかす耳は閉じれない。

 上の階がもう2か月以上工事していてうるさい。全面リホームでもしているのかな?最初はブルブルブルとかガリガリガリとかのかなーり壮絶な音がしていたが、それほど気にならなかった。すぐに終わるだろうと思ていたから。すかす、ひと月が過ぎ二月が過ぎても終わらない。今では、ごく小さな、コツコツという音でも気になって仕方がない。いったい何時までやってるんだあああ!

 騒音というのは、期間や音量が想定内ならなんとか凌げる。が、想定外だと腹が立つものであーる。特に都市住民にとっては、騒音問題が大きな住みづらさの原因になっていると言ふ。集合住宅の上下階の生活音どころか、近所の幼稚園の声や公園での子供の遊ぶ声までクレームに会うらしい。またラジオ体操や部活の音まで騒音に分類されているらしい。最近驚いたのは、除夜の鐘さえクレームするモンスターもいるようだ。1年に1回のことだしょう?罰当たりめっ!

 我が尊敬しつつ、バカにしているココロの師匠@中島義道先生も「うるさい日本の私」なんて本を書いている。このうるさいは私にかかっていると考えるのが正しい、とわだすは考える。彼は街で大音響を上げている物売りや街宣どころか、駅や車内、バス内での放送まで煩がるのである。そして夏にはヨーロッパに逃避する。ヨーロッパでは案内や注意の放送は極端に少ないからなぁ。すべて自己責任ということであろーか?

 そー言えば、ドイツやフランスで蝉の声を聞いたことがないなぁ。鳥はたくさん鳴いているけど。「しずかさや岩にしみ入る蝉の声」なんて感覚はナインだろうなぁ。要するに騒音とは極めて主観的な感覚・概念なんですねィ。近所の仲良しさんが出す音は、ちょっと大きくても気にならないが、知らない人が出す音は例え小さくても騒音となりまふ。除夜の鐘や幼児の出す音が騒音と聞こえる人の心の侘びしさよ。

 静けさやビルに染み入る鐘の音 ごぉ〜〜〜ん〜〜〜ん〜〜〜