9月20日(木)彼岸入り、おはぎを買う。

 曇り、昼過ぎから雨。20℃〜24℃、65%。大分涼しくなりまひた。コロコロと虫の音を聞く♪春のお彼岸にはぼた餅を食べ、秋のお彼岸にはおはぎを食べるのだっ♪(実は同じものだす)




 緻密と曖昧の狭間にて:

 日本人はどっちかっつうと緻密な方が勝ってると思いまふ。精密計測の分野ではその緻密さを生かして、力を発揮します。すかす緻密な余り、完全主義に陥りやすいといふ欠点もあります。それが事業化においてスピードを妨げ、後れをとる原因になったりします。例えば、ベンチャーが多い西海岸などでは、ちょっと筋の良い技術があると、さっとβ版をでっち上げて公開し、ユーザーと共にブラッシュアップします。また、それが初動利益をもたらし、デファクトスタンダードとなってビジネスを保護してくれます。スピード第一の志向が浸透してます。

 反して、日本では変な物を出すとすぐに足を引っ張られますから、マーケットへの導入は慎重の上に慎重を期して、タイミングを逸してしまうんすね。例えば、超高速コンピューティングにおいても、日本では誤りはぜってー許されないと、エラー検出やエラー修正にかなりのコストを掛けます。すかす米国は、用途を絞りちょっと間違ってもやり直せばいーやと、エラー訂正回路を省いて、スピード一本に掛けて、スパコンを導入しました。極端に緻密じゃなくても、役に立つ分野はたくさんあるんですね。(ex:大規模な指紋照合システムなんかでは、完全に一致する1個に絞るのではなく、似てそうなものを何十個か最速で検出し、あとは専門家の一瞥で判定するのが、システムとして一番効率がいいとか。)

 そもそも数論の世界は離散的な整数を扱う極めて美しい世界を構成しますが、この世界の現実は実数で出来てるんすよ。いわゆるひとつの無限小数の世界です。ですからあらゆる科学技術は、近似の世界で生きてるわけです。πやeの実態は掴みきれないんすね。でも、近似がある範囲に入れば、充分実用になります。この世界は、全て近似で把握されると。

 そしてAIの分野でどえらい力を発揮すると期待されている量子コンピューターでも、その要素技術の大部分は日本で発案、開発されたものですが、実用化に当たっては北米のベンチャーにボロ負けの状況です。果たして日本の巻き返しはなるのか?次世代のIT覇権をめぐる戦いは益々その熾烈さを増すのでしたあああ!ジャン





 コップの中の嵐

 あと3年で、めちゃめちゃにした財政規律になんとか出口を見つけてから、出て行ってほすいものだ。どっち道、誰がやっても難しいのだから。すかす、リスクなきところに利益なし!と言いますが、リスクが余りにも大き杉。