2月13日(月)エンゲルの亡霊に、しやわせを思ふ。

 快晴、夕方雲が出る。2℃〜11℃、48%。プールだん。




 日本のエンゲル係数急上昇↑

 なんてニュースが飛び交ってましたがこれは、中学時代に習う、経済学のこてんこてん理論だったですぅ。いわゆる一つの食費が支出に占める割合の事ですぅ。狩猟漁労の原始時代は、わずかな衣料、住居費を除いては殆どが食料獲得の為の活動でしたから、エンゲル係数で言えば100%近かったでせう?だんだん文明が発達してきて、芸術とか娯楽とか、「人はパンのみにて生きるに非ず」って状態の比率が増えてきて、このエンゲル係数ってやつが貧乏度合いを表すようになりまひた。

 国別の比較は、食習慣とか文化に依存しますから、あんまし有効ではないという意見もありまふが、ある国を時系列で見ると、それなりに貧乏化の様相が分かりまふ。日本は2000年以降を見ると、ずっと23%くらいを保ってきましたが、ここ数年で急変し今では25%を超えるようになってしもたとか。住や衣を加えれば50%を超えてるかもね?

 でも最低限の文化的生活には、自分の生活支出を差配でける権利も含まれてるんすから、パチンコやネットに支出するくらいは、この範囲だと思ふ。


 一方、ジニ係数ってのもあって、これは経済格差の問題ですぅ。全体が貧乏でも格差が少なければ日本の戦後みたいに、それなりに纏まれます。すかすアメリカみたいにエンゲル係数が20%を割るような国でも、ジニ係数が高くなれば社会は不安定になります。まったく平等な社会では0になり、一人だけが総取りであとはゼロと言うのが100%です。普通はスウェーデンの23%からアフリカ独裁国の63%まで分布しますが、50%を超えると社会動乱を引き起こすとかゆわれます。

 日本は30%くらいから34%へ増加してますが、アメリカは既に40%に迫り危険水域へ近づきつつあります。ま、絶対的な貧乏よりも、相対的な貧乏の方がしやわせ感に影響が大きいと言ふことでせう。ども。




 注:ちとエンゲル係数無視派を調べてみたら、最近の日本は食生活の多様性やこだわりが大きく、また食料自給率が低いので円安ドル高の影響をもろに受けるきらいあり!ってな意見あり。前者は成金、後者は庶民の問題なので、やはしパチンコ(ここは自分の趣味で何でも有り)もできないし、クーラーも持てない人が増えてるんでしょうね。タハッ  あとは高齢化で、喰うこと以外に興味の失せたボケ老人が増えた所為だとか、自分の未来を否定的にとらまえる意見ですたあああ〜。どもども。・・・でもこの意見を肯定的に捉えれば、いくらお札を刷ってもインフレにはなりませんよね?絶対需要が落ち目なんすから。