5月30日(月)麦秋至(麦の刈り入れが始まるころ)

 
 早朝強雨、のち微雨降ったり止んだり。16℃〜17℃、74%、と気温上がらず肌涼しい。麦秋というとまづ小津映画を思い出すなぁ。家族の輪廻、永遠の不在。




 ドンペリいやドンぺぺのお言葉:「何度倒れても、立ち上がる限り負けてはいない。」

 「政治は目先をせわしなく飛び回るヤマウズラのようだ。世界が一体になりつつある今、必要なのは長期的視点に立った政策だ。
確かに、生きていくためには働かねばならない。もし、働かなければ誰かに食わせてもらってると言うことだ。食わせてもらうだけの人生はほめられたものではない。そして働くだけの人生も然り。

 わかりきったことだが、人にとって一番大切なのは生きることだ。あまりにも分かりきったことなので忘れがちになる。自分たちが受け継いだ文化や、周りの環境は毎日の暮らしの中では、あまりに当然すぎて意識に上ることもない。そして、人と同じようにものを買い続けることが、生きることの証しと考えてしまう強引な消費社会も自然なものに思えてしまう。

 セネカの言葉のよると「貧者とは多くを欲しがる人たちである。」今日、誰もが限りなく物を欲しがるが、その心はとても貧しい。麻薬そのものではなく、密売組織こそがラテンアメリカ社会を苦しめている最大の敵だ。中毒を擁護するつもりはない。だが麻薬ルートの取り締まりは何十年間失敗し続けている。だから我々は主張する。「組織から市場を奪わねばならない。彼らの存続意義を無くするのだ。それは彼らから市場を奪うということだ。」

 つつましい暮らしを広めたいと思う。人生を楽しむには自由が必要だ。そして自由はゆっくりした時間を求めている。私たちは人生の大切な時間をすり減らしてお金を獲得している。買い物にお金を払うということは、自分の時間を商品と交換しているということなのだ。だから私はゆっくりした時間を過ごすためにつつましい暮らしを心がけている。

 何かのために精一杯つくすことはそれだけの値打ちがある。たとえ何度たおれたとしても、立ち上がる限り負けてはいない。・・・敗者とは闘いを止めた者、死者とは生きるための闘いを止めた者である。地球環境の危機と呼ばれるものは、人類の欲望が圧倒的な勝利を収めた事の結末である。それは人類の勝利であり、敗北でもある。狂信に煽られて、戦争は続いていくであろう。おそらくは、我々の文明が行き詰まって、自然が自制を求めいていることに我々が気づくまで。」


 ペペは77歳、質素な農園に妻のルシア、三本足の犬と暮らしている。夫妻は菊の花を売って生計を立てている。(滂沱!)

 注:ドン・ペペはホセ・ムヒカといひ、世界で一番貧しい大統領と言われた、元ウルグアイの大統領です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%82%BB%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%92%E3%82%AB 北方健三にもちょと似てるかな?





 President Obama's speech in hiroshima

 過去を美化しないで、現在と未来を見つめるってとても困難な作業だと思います。でも、それを敢えてやらなければ人間世界の未来は無い!との認識に如何ほどの個体が到達できるのかっ! イロエロな文脈(政治、外交、経済、軍事、科学、・・・)の柵は個々にあれども、人類の存在論を凌駕するものは無し。それほど現代の科学技術は、真っ当な屁理屈を凌駕しておるのだすぅ。ども。