4月11日(月)学舎青青柳色新たなり・・・自由と制約の狭間なるモラルとは

 白っぽい晴れ。10℃〜16℃、48%。北風がちとつべたいです。桜の散った後、柳の新芽が青々として清々しさを感じます。




 モラルとは:

 仮にこの世界に自分がたった一人だけだったらモラルなんて要りません。自由気ままに氏むまで生きればいいんです。モラルは大勢が一緒に暮らすときの共通する規範なんですね。だから文化によってモラルが異なることがままあり得ます。自分が多少制約を受けることによって、他の大勢が暮らしやすくなればイイのだっちゅうくらいの相対的な規範で、絶対的なものではありません。でも、このモラルが行き過ぎると自分の価値観を押し付け合うギスギスした社会になります。「信号は守れよ!絶対に守れよ!例えどんな状況でも絶対に守れよ!」とか絶対化されます。煙草は吸うなよ、とか酒は飲むなよ、とか賭け事はするなよ、とか際限なく人々の暮らしに干渉してきます。しかしですねぇ、これだけはダメダメよ!っというモラル崩壊はありますね。


 「御免で済めば警察はいらない」というのが子供の頃はやりましたが、本当は御免で済んだ方が社会的にはイイような希ガスる。でもある職業の人が、その職業を利用して悪事を働くのは許し難いですねィ。警察官が個人情報を調べてストーカーするとか、郵便配達人が空き巣をやるとか。政治家が口利きで斡旋利得を得るとかも酷いですね。最近頭にきたのがパナマ文書による世界の指導者や著名人、大企業などが租税を回避しているとばらされたことです。税務署長が脱税した以上の衝撃でした。みんな開き直って否定してるけど、「俺らもしょせんは弱い人間だからなぁ」とか嘯いてる姿が浮かびます。最後に頼れるのは結局お金なんだよなぁ!つう本音が透けて見えまする。ジャン





 さて明日は柴又で寅さんでも拝んでこようかな?究極の自由人。



 ぼくの好きな漢詩の一節

 元二を送る  <王 維>

渭城の朝雨軽塵をうるおす       いじょうのちょうう けいじんを うるおす
客舎青青柳色新たなり         かくしゃ せいせい りゅうしょく あらたなり
君に勧む更に尽せ一杯の酒       きみにすすむ さらにつくせ いっぱいのさけ
西のかた陽関を出ずれば故人無からん  にしのかた ようかんをいずれば こじんなからん