3月16日(水)ディープ・ラーニングでAIは飛躍的な進歩を遂げたのか?

 薄晴れのち薄曇り。3℃〜13℃、44%。




 直観と推論:

 囲碁棋士対AI対決を見た。結局人間とAIは、1対4で人間の負けでした。解説者が「う〜ん、今の手は難しいな、味を消してる。美しく無いな。」なんて感想を述べて、「今のはAIの敗着じゃないかな?」って言ってたが、終わってみればAIの完勝!案外人間の直観とか美的感覚って間違いが多いんだ。美しさってのは個人的、主観的なものだし各人によって異なりまふ。同じ「美しい日本」といっても、中身はみんな違いますからねぇ。

 すかす進化の適応で言えば、動物たちはその行動の殆どを直観で動いて生き延びてきたんだすぅ。瞬時に状況を把握して瞬時に動かなければ生き残れません。人間も長い間そーやって生きてきましたが、その内に大脳を発達させて推論ができるようになりまひた。過去の経験を記憶し、そこから未来に起こりそーなことを推測する。これによって色々な事態に予め準備したり、悪知恵を働かせて相手を騙したりできるようになりました。今では地上を席巻しています。

 でもこれはある意味では過剰適応かもしれません。直観で生きている動物たちを駆逐して使役して、自然を食い物にして環境を悪化させておりますが、必ずしもしやわせそうには見えません。いやむしろ大脳のおかげで過去を悔やみ未来を恐れる変な生き物になりまひた。むしろ今ここだけで生きている動物たちの方がしやわせに見えるときもあります。生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ知恵が発達していませんからいつでもにっこりしやわせそうですね♪生きているだけで丸儲けって顔をしてます。これが智慧の裏腹と言わずしてなんというんだあああ!

 つうことで推論の部分だけを拡大し発達させたAIって、案外不幸せなのかもしれんですぅ。仮にAIにも幸福感てのがあればの話ですが。アハハハハハ