2月8日(月)旧元日。春節、爆竹、爆買い。

 白っぽい晴。2℃〜9℃、53%。




 道具とは:

 道具とは人間の身体の外延である。人間が環境に働きかけるときに、その環境に合わせて身体を延長するものです。始めは木や石を使ってましたが、そのうちに青銅器や鉄器、色々な焼物などに進化しました。もちろん顕微鏡や望遠鏡も目の外延です。足の代わりにイロエロな乗り物も発達しました。コンピューターも脳を拡張する道具と言えるでしょう。もう少し広く捉えれば、衣料や建物も道具と言えるかな?これは各民族や各文化によって特徴がありました。(今ではだいぶ均質化されていますが。)

 生き物の知性は環境とのコラボレーションであーる!とアンディ・クラークは申します。環境と身体の形態に合わせて道具は進化してきました。ものを切るハサミは木に枝や紙などの切る対象と手の形に合わせて変化します。そして意識は、行為することに伴って進化してきました。

 「環境の中に立ち上がる風景が「行為」を誘う。」とゆったのは荒川修作です。道具や建物は使いやすいという点で意味の世界を形作る。我々は便利さや安楽を求めて意味の世界に取り込まれ、そこに固着している。行動や思考が常識世界に囚われてしまうのです。そこで使いやすさを壊す、すなわち使いにくくすると新しい行為や発想を生み出しやすいんだと。つうことでデコボコの床や丸い部屋、仕切りのない空間に物を吊るす紐が沢山あって、トイレや台所が思わぬところに現れる。そんな住宅が三鷹にありますた。呼吸を通して無意識をコントロールするように、環境を再構成することによって意識や生命を作り直してしまおう♪つうのが修作さんの藝術なんであーる!

 行為は思考であり、思考は行為である。内面が環境に溶け出せば、そんな区別は無くなるんであーる。かな?