9月22日(火)国民の休日ってか?んじゃ漏れの休日でもあると。

 快晴な秋晴れ。20℃〜28℃、44%。半月が綺麗ですぅ♪なんか知らんけど休日が連続してるようでがす。今日は見たか、いや三鷹方面に進出す。




 リバーシブル・デスティニィとは:天命反転(運命をひっくり返す?)ってことですか?

 三鷹天文台通りと人見街道が交わる辺りに天命反転住宅つうのがありまふ。ここはかの有名な荒川修作が作ったところ。都会に居ながらにして原始林の中で生活でけるように設計されてますのだ。ここには何回か行ったことがあるですが、中々その意図は体験でけまへんでした。やはし住んでみないと分からないのかな?とか思てましたが、今日はそこに住んでた人の記録映画を上映しますんや。題して「死なない子供、荒川修作」。新進気鋭の山岡信貴監督のもと、音楽は渋谷慶一郎とバンド相対性理論、ナレーターには浅野忠信を迎え、40時間のフィルムを2時間弱に編集した傑作。荒川修作の話しもイッパイ入ってまふ♪


 生きると言うこと、住むと言うことを全て分解し、予め与えられたこうして生活しなくちゃならーん!つう常識を全て破壊した住宅。デコボコな床や、丸い部屋、仕切りのない空間、熱帯雨林の花々を思わせる色彩(これを宇宙科学者は、血管や葉緑体など生命の色と表現していた)、あらゆる空間にバランスを崩し、そこから再構成する原初的な生命が躍動する。止まっていられない常に躍動する空間と言ってもイイかも。このロフトに事務所を構えた者は、会議でも席に固まらずに、動きたくなるから、議論も活発になったとゆってましただ。

 視覚聴覚を失ったヘレンケラーでも、この空間、時間と交流できるというコンセプトで作られています。だから時々、目隠しをしてロフト内を探検するツアーもあるんだって。死なない住宅ってナンダ?人間は絶対に死なないんだってナンダ?それぞれの人が自分なりの解釈をしますが、荒川さんの返事は既にある。でも返事が見つかったと思った瞬間にそれは逃げ去る。そういう問いってあるよね。生命、宇宙、意識、ココロ、こういうのが全て解明されたら、世界はものすごく薄っぺらくなると思いませんか?アハハ


 この世界には、言葉にできないものがたくさんありまふ。言葉は世界のホンの一部しか切り取れまへんから。体験、経験、行動、音楽、絵画、アート、身体でしか分からないもの。哲学や文学を補完するもの、それが荒川さんが目指したバイオ・トポロジスト(生体位相研究者)やコーデノロジスト(芸術・哲学・科学を統合する者)なんですぅ。とんがってて不愛想で論争的な荒川さんの真の優しさが垣間見える傑作だと思いました。思わず涙を堪えてたら、主催者の本間桃世さんが泣いてたどっと。そー言へばあの独立数学者@森田くんも、荒川さんの話をするときは時おり絶句していたなぁ。キーワードは気配や雰囲気♪



 つーことでこないだ聞いた熱帯雨林の超高周波音波のシャワーを思い出しました。耳では聞こえず、体でしか聞けない音。人間には五感以外の不思議な感覚があるようですね♪どもども。