10月28日(水)今頃の季語を「冬隣」と言ふらすい

 概ね晴れ、夕方雲が出る。16℃〜26℃、48%。昼間は暖か。今日も夏日。




 大潮なので、荒川河口にトビハゼを探しにいったが、フナムシや蟹しか見つからなかった。バッタや蝶、トンボは沢山いました。この荒川河口22kmは明治末から大正、昭和にかけて17年の歳月と巨費を投じて掘削されたのです。幅500mの大河に見えるのは、実は人工だったでやんすよ。お蔭で荒川(今の隅田川)の洪水は無くなりましただ。





 好き嫌いの起源とは:

 天敵の臭いとか、赤ちゃんの匂いとか、先験的に決まっている好悪はあるようだす。進化の適応上で選択されてきた感情です。一方、経験に依ったり、学習によって好き嫌いが決まることもあります。苦いビールが飲みつけるにつれ好きになるとか、好きだった貝が、食中りで嫌いになるとか。またかだらの状態でも好き嫌いは変わりまふ。お腹が空けばどんな食べ物でも美味しいし、喉が渇けば水道水でも甘露に変わると。味に関しては、腸内細菌叢によっても変わるとゆわれておりまふ。要するに、イロエロな好き嫌いは生存上の適応で決まったものですが、経験や学習、あるいは身体の状態によっても変わり得る、とても柔軟なものなんですぅ。 そうそう人間には、想像上の思惑だけで嫌いになったりする「食わず嫌い」ってのもありますねィ。大脳の影響が極めてつおい人間の特性でしょうか。

 そもそも生命が誕生してから人間に至るまで、その機構は細菌から人間まで殆どおんなじなんですから、意識とか感情とかも当然連続性を持っていると考えた方がエエでしょう。現に、酵母とかショウジョウバエと人間との間で、共通遺伝子が結構あるんすよ。意識の原型は、外界を認識し、それに反応する全ての生物に共通ではあるまいか?甲虫もコロンとひっくり返って氏んだ振りをするのが居るけど、あれは意識を失ってるんだよ。その内にまた意識が回復してもぞもぞと動き始めるけど。意識の問題を、線虫レベルの単純なもの(体細胞1000個くらいで、神経細胞も300個くらい)から始めるのも一法かもしれないな。