5月30日(木)真似っことオリジナルとの境界線はぼやけている

 概ね曇り、時折細雨しとしと。終日21℃前後だが湿度高し。南風つおし。



 裏腹シリーズ:知識と創造性

 「私が遠くを見ることができたとすれば、それはたんに私が巨人の肩に乗っていたからです。」とゆったのはアイザック・ニュートン*1。これは謙遜ではなくして科学技術界の常識でもあるわけですね。例えば、特許は、まず従来の技術を詳述し、それに新規な技術をほんの少し付け加えたところ、そしてそれがどんな効果を齎すのかを述べます。

 従来の技術の集積(巨人の肩)に則って、更にそれを積み上げて行くのが科学技術の発展なのです。そういう意味では、現在の技術を広く深く沢山知っていることが有利になるのです。つまり知識が発明の基礎になると。しかしあまりに知識偏重になりすぎると、こんどはそれが新しい見方の妨げとなることが往々にして起こります。

 知識が固定観念として、新しい発想の壁になってしまうのですね。これも裏腹。でわどーしたら良かんべい?それは知識を身に着けつつも、絶えずそれを否定し続ける覚悟と、人から笑われることをやり続ける意思の継続でやんすかねい?わだすはそれを両方とも持ってないけど、もしそれがあれば最強のイノベーターに成れたかも?ってくらいは、薄っすらと分かるようにはなりまひた。どもども。







 追記:ふと思い出しましたが、新しい知識の吸収能力はその分野に関する事前の知識の量に比例する、って心理学的な研究もあったな。これは知識が必ずしも壁にならない例だすぅ。我らは事物の二面性に常に注意を払う必要があるでしょう。タハッ

*1:微分積分の発見とかゆわれますが、それ以上に運動方程式にて未来の予測可能性を提示したことが大きい。これ以外にはギリシャの「証明」方法論と、ガウス複素数の活用が数学三大発見とゆってもイイでしょう。