4月5日(金)大掃除の途中で出てきた古本を夢中で読みふけるような経験

 薄っすらと白っぽい晴れ。13℃〜22℃と穏やか。爆弾低気圧が発生中とか不穏な予報。ベランダを片付ける。


 溜まりに溜った「お気に入りリスト」があまりにも膨大で、だいぶ前から「お気に入り」の用を成さないでいた。思い立って整理削除を始めた。そこで奥の奥の方に絶望書店を見つけたのだ。そこを開いたら1年半ほど前に最後の更新があった。ジョブズ論。鋭い!これは当たっているな。パソコンのパーソナルとはジョブズの事だったんだ。crazyでfoolishで性格破綻者だからこそできたこと。IBMの「Simple is the best!」に真っ向から対立する「シンプルは醜い」といふ美学を押し通した光と影。闇深ければ光輝くで、周囲を巻き込み使い捨てながら自己を押し通したパーソナリティ。ま、いくら望んでもこういう人は日本では出てこないでしょう。真っ先に、周囲から全力で潰される特徴を全て持ってますから。
 NEXTをやってた頃の彼に会ったことがあるけど、やはり自信満々の変わり者だったなあ。その後アップルに戻って透明な筐体で中身の臓物が全部丸見えのスケルトンとかいうPCを作ったりしていた、めげない男。短期的な失敗に拘らず、最後まで独自のスタイルを押し通すには並みの神経ではダメダロ?
 「Stay hungry, Stay foolish.とは何かの比喩ではなく、字義通りの意味でしかありえないはずなんである。」といふ絶望店主の最後の文は、正にそのトーリ監督。どこまで行っても満たされない飢えと、小利口に物事を纏められないアフォさ加減が彼の真髄ではアルマイト。やはしパソコンおたくだけがジョブスの真の姿を垣間見ることができるんでしょうね。絶望さんにメールを出してみようかな?またブログを始めるように頼んでみよう。でも放置されているから気が付くかどーかは頼りなし。タハハ