4月4日(木)想像力の限界とは

 晴れのち夕刻雲が出る。13℃〜21℃と暖か。朝は久しぶりに薄っすらと富士山が見えた。そろそろダウンジャケットとオーバーコートを洗濯屋に預けてこようかとおもた。


 世界観:安定か挑戦か、それが問題だ
 研究の実績を能力評価される世界では、明るい場所しか捜しません。本当に価値あるものは実は暗がりに隠れているのです。明るい場所にある宝石はたいてい探し尽くされているからですね。アカデミアから弾き飛ばされて、スイスの特許局で糊口をしのいでいたイチイシさんが突飛な発想に粘着できた所以(ゆえん)ですぅ。アカデミアに在籍していたら、あっと言う間に潰されていたでしょう。でも粘着していた発想が宝石に化けるのは万に一つしかありまへん。ども。



 暗い一次元の穴の中を行ったり来たりしているモグラの認識世界はいったいどんなものなのでしょうか?光の振動を検知する目や、空気の振動を感知する耳は退化して、敏感な鼻の先にあるアイマー器官と言う触覚器でミミズなどの微妙な振動を感知して捕食します。つまり大まかに言えば動物の感覚器はあらゆる振動を感知するのですね。われら人間のリアリティは光波・音波の世界ですが、モグラたちは触覚の世界で生きているのです。モグラたちのリアリティは決して人間には知覚できませんが、そーいう世界もあるのだという想像力だけは失いたくないものです。(玉虫の謙虚に生きるには。より)





 「27里の道は、26里を以って半ばとなす。」それでもその半ばまで行けたのは、ながーいMLBの歴史の中でも10人しかいなかったんですと。偉いですぅ。