3月5日(火)啓蟄(大地暖まりて土中の蟄(虫の穴)が啓(ひら)いて顔を出す頃)

 白っぽい晴れ。4℃〜13℃。南寄りの風やや強し。暖かい日は遠方がかすむ。




 生物とは何か?
 これには色々な見解がありまふが、一番広い定義は「自己複製する物質」でせう。その為に遺伝子を持ち、代謝し、外部に反応すると。その前に「自己」といふからには自己と非自己を区別する境界(細胞膜や免疫機構など)が必要ですし、自己を保つ恒常性も必要です。
 外的な刺激に対する「自律的」な反応とは、動物のように捕食したり逃走したりだけではなく、植物のような自分の形質(形態や性質)を変化させたり場所や環境を移ったりすることも含まれます。そしてこの自律的な反応に必要な、エネルギーやブッシツは代謝によって作られます。
 この見地から順番を付けると:自己を確立する→その自己を複製する→効率よく複製するため遺伝子を持つ→そのためのエネルギーやブッシツを代謝によって作る→効率よく代謝するために外部刺激に効率よく自律反応する。となるのでしょうか?(玉虫の生命論より)
 あるたんぱく質は周りのものを取り込んで自分と同化したりしますし、プリオンなども自己複製します。ビールスは自分で代謝はしませんが他の細胞に寄生して自己複製をします。この辺までがブッシツから生命への過渡期でしょうか?そして次第に外的刺激に対して自律反応をするようになると。(自律とはもちろん石ころのように投げられたら放物線を描くというような動きではなくして、刺激に対して多様な反応ができると言ふことだす。この原始的なものには微生物の走光性や走化学物質性などがありまふ。この辺まで遡ると、自律か他律かは定かでなくなりまふが。プ)
 人間の五感も外的刺激反応の一種です。認識してそれに反応すると。視覚は光波に、聴覚は音波に、触覚は物理的刺激に、味覚は化学物質に、嗅覚は揮発した化学物質に反応しまふ。しかし生物の外界認知には人間が感知でけないイロエロな手段がありまふのじゃ。クジラの超音波(超高音のクリック波や超低音の遠距離通信波など)や蝙蝠の高音レーダー波、蜜蜂の紫外線探知、蛇の赤外線探知、ナマケモノの第六感、さらに鳥類の地磁気感知などなど。もっとおもすろいのは、濁ってる河に住んでる魚には「電界感知」の機能なんかもありまふねィ。尻尾で交流電界を発電して、その電界を乱す外界物質(障害物や餌など)を探知して避けたり捕食したりすると。さらに小鳥の音声認識や蜜蜂の記号認識(動きで花の位置をおせーる)など高度認知機能の萌芽もごじゃるまる。
 あ〜生物ってほんまにおもすろいですねぇ♪ゆめゆめ人間の認知機能が全てだなどと粋がってはなりませぬ。ましてや自分の認識至上主義など、まさに噴飯もので御座ろうよ。ジャン




 急に金目鯛が食べたくなって無印良品で「金目鯛の炊き込みご飯の素」を買ってきた。それなりに旨かった。でもショボイ感は否めず。トホ