8月17日(水)恐怖といふのは、枯れススキによって倍増される

 こんにしは。引き続き真夏晴れ。34℃。遠方蒙気にけぶ
る。熱帯夜が続いてまいっちんぐー。ヘロヘロ どーも首から上
だけ汗をかく体質らしいのだ。枕ぐっしょり。寝涙?












 掲示板を覗いたら、未だにフジテレビ問題で騒いでいるよ
うだね。僕はまだNHKの韓国時代物を見ているけど、これ
は香港や北京でNHK-BSしか見れなかった頃のなごり。
嫌日に反応して嫌韓つうのもいただけないが、嫌韓をツイッ
ターでつぶやいただけで、事務所をクビになる状況そのもの
も極めて異常。こういう過剰反応を空気読んでやるから火に
油を注ぐと。関係者の猛省を望みたい。たはは、論説〆みた
いだな。














 リスク考:

 ただちに影響がでるようなリスクは大きくても対処可能で
社会的な影響は少ない。O157とかの食中毒など。しかし
BSEのように患者は少なくても、その影響が12年〜15年
後にでる様なものは疑心暗鬼が倍々で増殖し、その社会的
な影響は甚大である。英国でBSE牛が100万頭発生し、
その10年後〜20年後に200名の患者がでた。ま、交通
事故などに較べれば少ない方でしょう。日本では輸入牛にB
SEが見つかったが患者は一人もいない。しかしその防疫に
1000億円以上を掛けている。可能性としてのリスクは目
の前のリスクより社会的影響が甚大な例である。













 これは人間の想像力が悪い方向に働くためと推測される。
例えばゴルゴ13のような殺し屋が無差別に何の理由もなく
国民を殺しまくるとしたら、例えそれが1か月に1人でも
社会はパニックに陥るであろう。いつそれが自分に向けられ
るのか誰にも分からないのだから。しかもその殺し屋は誰に
も止められないと。
















 チェルノブイリの疫学的調査によれば小児ガンは10年〜
15年後に発生し、しかもそれが検証されたのは20年も後
のことであった。これが80年後に発症するってな事ならば
誰も心配しないんだけどね。リスク管理の難しいところであ
る。水俣病イタイイタイ病などの産業公害においても、も
う少し早く防御的に対応していれば被害は広がらなかったと
いう結果論はありますが、因果関係が不明のまま早く結論を
出し過ぎると、真の原因究明が滞るという欠点もあるから、
科学と社会のバランスをとる倫理学が調停でけるようになる
とイイなイイな。皆さん、もっと哲学者を尊敬しませうね。















 中島義道を読み始めたが、かなり臍は曲がってるがシブく
ていいね。平凡な日常に穴を穿ってくれるかも。ウッシッシ