12月20日(月)複雑系の裏にシンプルで美しい法則があることもある。


 こんにちは。うす曇りのち晴れ。満月が煌々と寒々しい。








 今年の1文字「速(はやっ)」。










 「こころの内なる壁」を破るには、まづそれに気付かねば
ならぬ。気付かない壁つうのは無いも同じだからね。ああ、
アフォの壁、無知の壁、自己合理化の壁、壁、壁、壁、・・・、
権威に盲従する壁、常識に負ける壁、いい子でいたい壁・・
それでもメディアを信じちゃう壁、友人の言う事には正面か
ら反対しない壁、人の見てないとこでは悪をしちゃう壁・・
ホントは信じたいんだけど心から信じれない壁(神とか善意
とか誠実とか死後の世界とか・・・)。










 複雑性の裏にはシンプルな法則もあることもあるないない。
貝殻の美しい紋様や魚や昆虫の面白い絵柄、はたまたシマウマ
や豹紋、なおかつ植物にも色んな模様がありまふ。いやいや
自然界にも砂丘の風紋や干潟の水紋、鱗雲など雲紋とあらゆる
紋様のでける原理を予測して定式化したのはコンピュータの元
チューリング・マシンを考えたアラン・チューリングゥなのれ
すね。(このしとは暗号を解く天才でもあったのです。ドイチュ
・日本が負けたのも彼の所為かも。青酸を塗った林檎を齧って
しんだのれすが、未だに暗殺説が囁かれるのも、その所為です。)








 その式は極単純な反応とその拡散を記述した方程式で、パラ
メーターをイロエロと変化させると自然界にあるどんな紋様で
も作り出せます(チューリングゥ・パターンと称される)。
「紋様の集中レート=反応項(生成ー分解)+拡散項」
この拡散項の係数(反応生成物の拡がり方)を色々変えると、
自発的に全てのパターンを生成することができます。








 これを実際の生物に当てはめて、色素細胞の解析や遺伝子レ
ベルでの実証を行ったのは阪大の近藤教授なのれすよ。その
理論によれば縞馬も馬も拡散係数をちょと変えれば同じ母体か
ら簡単に作れるようだ。人間でも遺伝子操作をしてメラニン
拡散係数を変えれば縞人間がでけるかもね。人間のこの遺伝子
神経細胞の形成や骨の形成にも関わってるようだ。指紋とか
血管パタンも同じ原理かも知れんねえ。










 複雑な自然の多様性に目を回して、そもそもの機序解明を諦
めるしとが多い中、チューリングの古い理論を現代に再現させ
た近藤滋の目の付け所はシャープですぅ。またこの事実は自然
界の多様性とは進化の結果勝ち取った、というよりも偶然の変
異がもたらしたものであり、たまたま現在の環境に適応してい
るに杉ないということも分る。つまり、必ずしも最適とは限ら
ないのであーる。普通の馬も縞馬も、豹もチータも虎もライオン
もみんなパターンはちげーけど、みんなこの世界で生きてまふ。
ですから、今この世にあるからといって、最適化されてるとは
限らないのれすよ。事実(現実)を当為(こうあるべきだ)に
してはいか〜ん理由だす。優性論者は反省すべし。べしべし!






ヘイッ!