10月28日(木)共通語が概念を記述できるまでの道程(疑?)


 こんにちは。終日さぶ雨。ベストと冬物ジャケットでも
まださぶい。猛暑から一月で一気に師走半ばの気候かよ(怒)。






 コマルのは購買意欲と収入のバランスが取れないこと。
そこそこの年収でも、そりを上回って購買中毒が起きると気分
はビンボーだす。しかるに金は無ーくてもココロは錦い〜♪
「1日に少々の玄米と味噌と野菜を食べ」て満足し、人々の
ためにオロオロしてたら、それはもうココロ豊かだっつうの!
斯くなるしとにモレはなりてえ〜!(差し当たり大金持ちに
なれる目途はねえから、自己合理化を図るなーり。)










 コンピュータは人間の脳の道具化とゆわれますが、その質
的な違いで一番大きいのは「あいまい性の認識」ですね。キ
チンとしたアルゴリズムが無いとコンピュータは何も解釈でけま
へん。反してヒトは曖昧な対象でも大まかに大掴みできます。
そして矛盾まで飲み込んで実行してしまいます。こりはコン
ピュータにはぜってー無理やろ?







 だから自動翻訳つうのは非常に難しいのです。なにしろ言語
はそれぞれの文化を背景にあらゆる習俗、風習、社会、芸術、
自然、生活、などなど全てにおよぶ認識深度の大本なのです
からね。翻訳辞書や翻訳アルゴリズムなどに乗るわきゃねーがな。
その複雑な文化的な差異を数百のカテゴリーに渡ってモデル化
し、登録メンテし続けるなんてできる貝?ヒトだって難しいの
にい!しかし救いと言うのか脱力と言うのか、グローバル化
進んで文化の多様性が失われれば、コンピュータの活躍でける
狭い余地が生まれるかもYO。プ











 さて本題に入るか。あらゆる国やあらゆる分野に共通言語を
導入できるのか?その昔何万もあった言語は国民国家の成立や
征服、グローバル化によって一桁以上減ったとゆわれてますが
未だ数千はあります。また学問の分野では専門用語が、細分化さ
れた諸学の中で発生してドンドン増えていますね。リンガ・フ
ランカも昔はエスペラントなどが提唱され(今でも数百万人
は使っているのかな?)ましたが、世界を制した英語がメジャ
ーになりつつあります。ま、使用人口でいへば中国語(普通話
が一番多いけどね。






 科学の世界ではどーかっつうと、これはもう数学というのが
大昔から共通語ですねえ。これはゆるぎない。何故か?つうと
数学は厳密な論理でして、論理は社会や階層や文化を超えて
人々が厳密にコミュニケーションする唯一の手段なんすよ。特に科学で
はどんな分野でもデータを取りますから、それを読み解く数学
という言葉が基盤になるんですね。(法律も数学とおんなじだ
という説もあります。つまり判決という定理を、条文や判例
いう公理の上に論理的に構築(証明)していくと。)




 それでは、この数学という言語はいつ頃からできたのか?
ラスコーの洞窟には既に獲った動物の数を線で刻んだ痕跡が
あります。全ての生物には基本的に数や量の概念が備わって
いると前に話したことがありますが、ヒトでは生後6ヶ月位
で1,2,3とか量も分るようになります。しかしこういう
数の概念が体系化され始めたのは農耕以後、とくにメソポタミア
都市国家やエジプトの集権国家からだとゆわれてまする。
これが約4千年前。ここでは大規模農耕とその収穫を10倍に
増えた人口に配るため、加減乗除やπ、√2の計算が既に
行われていました。特に無理数の計算では人類が最初に考え
た面白アルゴリズムが残ってまする。三千年前頃にギリシャから
エジプトに留学した若者は、諸学の結果ではなくってギロンの
やり方や数学の証明という方法論を持ち帰りました。ある
一つの原理に基いて世界を論証するとか。これはエライです。
ぼくら受験生は公式を暗記するだけで、その公式の作り方に
はあんまし興味ないれすからね。たまに興味を持ったしとは
試験に落ちると。





 アルゴリズムを考えるとか定理を証明するってのは、初期コス
トが膨大で時間制約の中では効率的でわないのれす。しかし
、一端その方法論を身に付ければ、何にでも応用が効くし
効果も大きいのです。当時のギリシャではアテネとかスパル
タなど多くの都市国家が政治体制も倫理も神も異なり、イロ
エロな利害が対立してました。お互いに闘うと自滅してペル
シャに征服されちゃうから、なんとか話し合ってそこで説得
できた方が偉いと。しかし、「普通はこうでしょ!」とか「
神(毛主席?)がこういってる」とかは皆都市国家によって
違うから説得力を持たない。そんな諸々が全部削がれて最後
に残ったのが「論理」ですよ。だからギリシャで哲学や民主
制が興ってみんな理屈っぽくなたと。ホント?
(現にカントも人間には12のカテゴリーに分類される論理性が
生来備わってるとか言ってるし。)









 さてこの論理体系や数学体系がローマに伝わって、そこで
イノヴェーションの花が開いたと。その後中世の暗黒時代には印度・
アラビヤでゼロによる位取り数学が発達しこれがルネッサンス
でまた欧州に戻ってきたと。この位取りは人手による計算速度
に画期的な向上をもたらし、第二の科学バブルを引き起こすと。







 位取り記数法で具体的な数字を自由自在に計算している内
に、誰かがこれは数字じゃなくても記号でもイイぢゃん!
とかズルをしだして、記号と記号の関係を式にした関数が
生まれました。これも画期的!今までは結果の計算だけして
ましたが方程式を解くことによって未来が予測でけることが
分ったのです。それで世界を記述する色んな方程式が頭の中
で考えられて、現在まで至っているわけです。また概念を式
で書けるようになったので数学はあらゆる学問分野に浸透し
て行って、科学の共通言語となったのれす。いじょ、4000年
の歴史を概観しますた。フ〜ちかれた。








 それでコンピュータについても付言しとこ。「計算ができる
とわ何か」という概念をチューリングが定式化(式で記述する
こと)しました。これが始まり。その中に様々な概念をアルゴ
リズムで表現し実行する基本形をフォンノイマンが考えて最初のコン
ピュータがでけたと。この基本形は今のPCやマイコンでも
全く変っていません。でも大本がギリシャ以来の論理ですから
人間の持つ矛盾した気持ちは処理でけないのれすね。数学は
「共通論理は生得的に全員が持っている」という土台の上で
「目に見えないもの(概念とか多次元球面とかビッグバンとか)
」を納得させる唯一のツールなのれすよ。でも定式化できない
曖昧性や矛盾は扱えないとゲーデルもいったかな?







さて、わたしが真の専門家かどーかは分り易さで判定でけます。
たははははっ、ショボーン









夢の中で追記:

なんかほとんどよーわからんかったけど、おもいっきし1分間
笑って、そのあと思い出し笑いを10回位したから、ホントは
ヨー分ったのかもしれない。世界の眉根を寄せる問題もこういう
視点で解消でけたらエエなあ〜♪ホモルーデンスぅ♪♪♪


そう言えば、日乃本キコ様の萌えってのもあったなぁ〜