10月26日(火)最近こころに滲みたお話など

 こんにちは。曇り朝夕煙雨。夜に向かいだんだん気温が低
くなる。早めに厚着したほうがイイかも。






 さて、そろそろハックルさん語録を記そうかな。ほんとは
もうちょっと自分の中で熟成させて、自分の見解を交えなが
らの方がエエんだすが、何しろ★を頂いちゃったからねぇ。

            記

 岡田教授の前振り:
本日は「もしドラ」で社会に波を起こしつつある岩崎さんをお招きして、著作の動機など、率直なお話しをお聞かせ願えたらと存じます。ドラッカーは人を道具としてではなく、如何に生かすかを考えた人でした。それ故、日本の柔らかな文化風土にふれて日本が大好きになりました。変化の激しい今の日本社会ではドラッカーの主張する人間を中心としたマーケティングイノベーションが指針となるでしょう。その意味で今回の企画をとても楽しみにしています。
岩崎氏講義:
・わたしは渡辺コメディースクールで若者にお笑い教えていますが、今の若者は「イイ人なんだが打たれ弱い」と言えます。意思の表現や他人との関係がうまく行かず、争いを極端に嫌い、集団の中でうまく空気を読みたがります。でも、どう生きるか?私は何物か?を突き詰めて考える事はせず、安易で目がドヨーンとしています。
・その人の強みを生かすのが教育であるとのドラッカーの教えに従って、若者と対話していますが、返事はエエですが手ごたえがありまへん。自分のやりたい様にやらせろと言ってシュールな芸を披露したが全く受けずに泣いていた。これは自分中心の価値観から抜け出せず、人を喜ばせ楽しませるという指向が薄かったから。
・これは親や学校や社会の風潮が「人に対する強制」にアレルギーを持ち、若者に真剣に向き合わなかった結果だと思う。叱らず教えず本音を言わずに放置してきた。それで本人も安易な方に流れ、不登校や退学や職業転々などが発生し社会問題になっている。今こそ若者と真剣に向き合い、ダメなものはダメ!バカな者にはバカ!とはっきり言う事が大切でわと思う。
・80年代後半のバブル経済ブルーカラーが不足したとき、ドイツは移民を流入させたが、日本は外人労働者が増えるのを好まず、敢えて社会の最下層を作りだしたと言える。例えば前述したように若者を放置し社会的なスキルを身につける機会を与えずに「好きなことだけやりなさい」と甘やかして、40歳になってもコンビニやファミレスでこき使える最下層を作り出したとも言えます。
・1990年バブルが弾けて成長が終焉を迎えると、これらの若者は更にズルイ人たちから利用されてしまいます。これらを率直に話し合い、今までの自己中心で甘えた自分を自己否定し、自分のためよりか社会、人様の役に立ち、喜んでもらい、認めてもらいたい!と心から思うようになると、若者の目は輝いてきます。
ドラッカーのマネージメントは「人の為に生きる!!!」に尽きます。ギヴ&ノーテイクの関係。他人にして差し上げるのが我が喜び。弱者をしゃぶって食い物にしてやろうという人自身も不幸だと思います。
地方自治体も公共事業に負んぶして自立できない後ろめたさを感じている所もあり、「もしドラ」を読んで、頼らない!自分達が何とかしよう!一人ひとりが本当に責任を持って自分達の周りから良くしていこう、との反省を持ったとのことです。
・世界はネットによって情報に壁が無くなり、大きく変りました。現地に行かずにワンクリックで最新ファッションも分るし、ユニクロでも客がネットで情報を良くしっているから、客から店員、店長へそれから本部へと逆流し、本部から下への権限委譲が起こりました。自分のため企業のためではなく、お客様のため人の為に生きること、贈り物をして返礼を期待しないココロが企業の業績も上げます。
・一方、政治の世界でも「チェンジ!」で出た日米の民主党が、結局何も変らんねで支持率を落としてます。これは庶民に情報が行き渡ったから相対的に政治の力が衰えていると言えます。つうことわ、自分達で自分達を変えていける状況に始めてなったと前向きに捉えれます。まさに今参考にする本がドラッカーですよ。
・消防署長の会やIT企業の経営陣も「現状をどうチェインジしたらよいのか!」の指針にしたいと、わたしを招いてくれました。こういう人たちからは漣(さざなみ)を俯瞰して見られたとか、自分達で世の中を変えていこうとか、自分の身の回りから変えていこう!とかのマネージメントへの前向きな感想を頂いてます。
少子化、グローバル化や経済の停滞などに抗うだけではなく、こうした変化は避けられないと見定め、その中でどう生きていくかを考える指針にドラッカーのマネージメントやマーケティングは役に立つと思います。
・左右二つの分かれ道には三つ目の選択もある。それは前に進まずそこに留まることです。傷つくのが嫌で前に進めない、傷ついたことがない、いつも何処でも逃げていた。騙されていた真実に気付いたこれからは、若者諸君らの責任です。チャレンジして失敗を財産にしなさいっ!
・最後に、今ある物に付け加えるのではなくって、今ある物を捨てることこそ挑戦だ。「今きみの部屋にあるものをすべて捨ててみたらどーか。執着している今の小さな痛みが、そのうち大きな痛みになるかも。」「捨てる」が重要な一つのキーワードです。
・もう一つの生き方、葉隠れ武士道は死ぬ事と見つけたり。これは安易に死を目指すものにあらずして、真に柵(しがらみ)から離れて生きる道也。毎朝本当に死を想像実感してヴァーチャル体験をすると、執着心が無くなり判断にくもりがなくなります。ジョブズも似たことをしています。毎朝鏡を見て、「今日が最後の日だとしたら今からやろうとしているのが自分の本当にやりたいことなのか!」と自問するとか。
・もう一度纏めますと:私心、執着、物を「捨てる」。イノベーションマーケティングも自分を捨てることから始まる。


あと3〜4質疑があり無事特別講義は終了しました。長々とお付き合い下さりありがとうござりまするぅ。 (文責:玉虫)


 いじょ、約90分の講義を要約したので取りこぼしや勝手に
編集したとこなど多々あろうかと存知まするが、平にひらに
ご寛恕ご容赦願います。岩崎先生はその御講義の最後の言葉
からも伺いしれるように、古武士や修行僧のような風貌なれ
ど、その言の葉の端々からは暖かな心情があふれ出ておりま
した。幾多の苦労の末に現在の心境に達したと、僭越ながら
推察いたした次第です。ドラッカー氏も幾多の苦難を経て、
その極めて前向きな経済哲学を打ち立てたことを思わば、涙
を禁じ得ません。







 ドラッカー氏は20世紀の人ですから、現在の最新状況には
多少そぐわないところもあろうかと思われますが、それ以上
にその予言力により現在でも有効な提言が多々ごじゃります。


 


 もし良かったらドラッカーの「マネジメント」を横に置き、
もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカー
の「マネジメント」をよんだら)」を読んでみたら?その内
にネットからも読めるようになるかもよ。何しろ21世紀は
ネットの時代れすからね。







ジャン






 そやそや、面白いとこに目を付ける金剛石社の加藤貞顕さん
に「ヴェンちゃんのゲーム理論」を売り込んでやろうかな?
その加藤さんがハックルさんのブログに眼を付けたところから
150万部超の本企画が始まったとか。何事も出会いは大切です
ねぇ。今後は多メディア展開と海外への進出でせうかねぇ。
常識的に考えテ










テテテテ  ヒョットして著言権とかねーだろうなぁ。あやふいかも。