9月7日(火)超個人主義的な医療技術について


 こんにちは。高い雲の晴れ。朝夕、富士山が見える透明な
空気。でも、外へ出るとあっじー!なんじゃいこりゃ。



「月々に月見る月は多かれど月見る月はこの月の月」



やはし、いくらあちゅいとは言え9月は空気が澄み渡るのです
ねえ。
















 「あなみにく 賢しらをすと 酒飲まぬ 人をよく見れば
猿にかも似る」ばっはっは、この悪口は消毒以上ですねぇ。
世の中には酒につおいしとも弱い人もおります。斗酒なお
辞さずの酒豪もいれば、お猪口に一杯のビールを飲んだだけ
で真っ赤になってひっくり返ってしまう人までおります。
これらは生まれつきで(多少訓練で強くなったりはしますが)
決まってしまいます。つまり遺伝子ですねえ。















 アルコールも薬剤の一種ですから、イロエロなクスリの効き方や
副作用、はたまた痛みの強さやイロエロな病気の罹りやすさ、
など医療、健康は各人の遺伝子に大きく依存しているという
事実の一端をアルコールで紹介したわけでやんす。ワカッタ
















 そこでオーダーメイド・医療やオーダーメイド・健康法っつうのが話題
になります。近年の遺伝子解析技術の急速な発展により、ヒト
のゲノム@30憶対の解析がわずかな時間でできるようになっ
てきました。この技術的な成果は国際的に各種臨床、とくに
癌の予防や抗がん剤の副作用防止に適用されています。また
各種疾病の罹りやすさを個人ごとに検査して予防に役立てる
ことも既に20くらいの疾病にたいして行われております。
















 いやいや科学技術のこのような応用は素晴しいですねぇ。
今後この成果をさらに拡大するには、超高速コンピュータを
使って30憶のDNA情報を高速で解析するとか、そのときの
解析アルゴリズムの洗練とか数学の力が物をいってくるわけ
です。「数学なんて何の役に立つのん?」という勉強嫌いな
お子さんへの一つの回答例ですた。














 この分野では日本を中心に欧米、アジア各国の協働研究体
制ができつつあり、科学技術の発展や進歩っつうのも強ち
悪くはねーぞ!と思わせる一例ですねぇ。(でも、そのうち
どこかのワルが兵器に平気で応用しそうで、怖いですぅ。)




ドモドモ



 






(ちなみにヒトの30憶のDNA塩基対のうち個人ごとに異なる
のは、0.1%の300万対といわれています。この0.1%
の中で人種差や顔かたち、病気への耐性などの遺伝子変異が
存在します。この遺伝子変異差が大きいほど、その種は環境
変化への適応力があると言われますから、我らはアフォの壁
も利巧の壁も克服して多様性を認めるべきなんでせうね。
勿論、酒が飲めないヒトも許容しなければなりません。)