こんにちは。猛暑の立秋。青い空に高層雲。セミの声
がだいぶ多くなってきた。夏はこうでなくっちゃ、カキ氷。
プールへ行ってきた。疲れた。
セロトニンとかの脳内化学物質は広範な生物に共通なんで
すね。だから虫にも心がないとは言えません。大体ココロが
あるのは人間だけだっつうのは人間の思い込みかも知れんぞな。
遺伝子モデルマウス（ﾉｯｸｱｳﾄ・ﾏｳｽ）というのはある狙った
遺伝子を欠損させた実験動物なんすが、これを使ってイロエロ
な遺伝子の働きを調べます。その中で脳内化学物質に関係しそ
うなのを欠損させると、躁鬱のﾏｳｽ、分裂のﾏｳｽ、心配症の
ﾏｳｽ、ｱﾙﾂﾊｲﾏｰのﾏｳｽなどが作れます。つうことはﾏｳｽにも心が
あるという前提で実験してるんぢゃん*1。
こころの狭い白人は色の黒い人種は動物だと思って使役しま
した。ｱﾎﾞﾘｼﾞﾆをゴリラの親戚かと思って撃ち殺しました。
その後の進化論とか色々な知識によって、かかる誤解はだいぶ
解けてきましたが、霊長類やクジラだけぢゃなくって牛でも馬
でも豚でも魚でも蜜蜂マーヤでもみんなココロがあるのかも知
れんです。
生物のDNA（核酸）やアミノ酸は微生物から高等動物まで全て
共通で、その代謝物も共通のものが多く、脳内化学物質も共通
なら、動物にココロがなあい！っつうほうが不自然な推論かも。
人間はほんのちょと前頭葉を発達させて悪知恵が憑いただけで、
きれいなココロは全ての生物に宿っているのではないのか？と
いう夢想は簡単には証明でけないでせう。ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝの手段が
とても難しいですからね。でもね、証明できないからそれは
無いのだということにはなりまへん。せめてこころある人々は
心の中でそれを信じてあげましょうね。
「一切衆生悉有仏性」（涅槃経）一切の生きとし生きるものは
ことごとく仏のこころを持っているのだ。
さらに日本では：
「山川草木悉皆成仏」 動物ではない草木や無機物の山川まで
含めた環境思想が空海の頃からありました。
人間が、自分の思い込みだけで勝手に自然や生物を決め付け
て、我欲の為に破壊してはならないという思想は昔からあった
のれすね。逆に西洋では「神様が人間の為に用意してくれたん
だから利用すべきなのら。」という自然観でどんどん改良（
改悪？）していくと。
「虚仮の一念岩をも通す」とか。思い込みって怖いですね。ﾀﾊｯ
*1:単にその動作を観察して類推しているのだともいへます。子供のﾏｳｽは良く笑うなんて研究もあったな。がははは。
