7月15日(木)次郎物語りも途中で頓挫〜でわ


 こんにちは。曇りのち晴れ。もくもくもくもく積乱雲。あち
ゅい。来週はもっとあちゅくなるとか。ホゲ〜







 浅田次郎の講演の抜粋:
全体に自分の本の宣伝ばっか。ばっかじゃね〜!でも、幾つか
印象に残ったことはあります。
その1:視覚情報より読解情報。
いや〜。ワタシも視覚は感覚入力の8割を占めているメジャー
であーる、と思っていたのです。「百聞は一見に如かず」とか
言うしね。しかるに、「蒼穹の昴」ではビーテレで45分x
25回=1125分(約18時間)も放送してるのに、活字の
(本の)情報量の1/3にも満たない。つまりTV、RADIOになって
から人間は貧弱な情報源から知識を仕入れていることになーる!
だから、読書をしないとホントの知恵が付かないとか。
その2:小説家がやらねばならない使命の一つは忘れられた歴
史を掘り起こす事。「終わらざる夏」はそれ。日本の戦争が終
わったときに始まった戦争。20歳のときに自衛隊で知った。
その3:読書人とは読み書きのできる人のことで中国では科挙
を受ける士大夫しかいなかった。一方、日本では昔から殆どの
人が読み書きができた。これは国土の形からきたもの。8割方
山地で残った谷間や平地に人々が密集して暮らしていたから
教育がし易かった。隠居した武士や神主、僧侶が殆ど無償で
庶民に教養を授けた。つまり道楽の文化なのれす。
その4:日本は封建制と言っても、百姓が太閤になったり商人
が金で侍になったりの尤度はあった。しかし中国はガチガチの
封建社会で身分の例外は皆無であった。科挙は実際は金持ちし
か受からない仕組み。張作霖は読み書き以外で偉大だった。
その5:読書が好きで好きで、自分で読むものを作ろうと小説
家になった。それで時間が無くなったのは矛盾。だから書くの
は朝の5時から12時迄で、後は全部楽しみの読書に当てている。
書く為の調べ物は読書に入れない。一日に1冊はずっと続いて
いる。ブハッ まだ半分位だが、我が根気が尽きた。もやすみ。