2月12日(金)忘却のない記憶って不幸かも

 こんにちは。終日曇り。さぶい。今頃の北京なら暖かい方
なんだろうけど、東京だから極めてさぶい。




 今日はけっこうお呼びが掛かってて、何処へ行こうか迷った。
町田は前に徹夜したトラウマがあるし溝の口はちと遠い。新宿
秋田市、銀座に出向くことにしました。ま、何と言っても
日本の顔でスマートですからねぇ。でも裏に入ると意外に庶民
的な居酒屋やキャ場蔵があるんすよ。もう少しすると東京まら
損の大群衆で溢れ返るのかな?













 「あの人はデキル!」とか「あいつは頭がイイ!」と言うの
には、かな〜り言った人の価値観が入るよね。だって「デキル」
とか「頭がイイ」には基準つうものがありませんからね。ヘッ












 記憶力ひとつ採っても、色んな記憶力があるのだあ〜。
チンプの得意な瞬間記憶(0.1秒で視覚情報を細部まで把握す
る)、過去の5W1Hを細かく再現でけるエピソード記憶、次々と
糸を辿るように妄想を逞しくする連想記憶、文章表現や概念を
記憶する意味記憶、楽器やスポーツなどからだで憶える手続き
記憶、法文などを言語で覚える陳述記憶などなど、記憶の長短
で分類する短期記憶や長期記憶もあるな。そしてこれらの記憶
全てがイイってこたーなくて、たいてい排他的であーる。













 例えば、過去の文献何万冊を全て記憶でける人は昨日何を
食ったか思い出せなーィ。自分の過去の出来事をすべて記憶し
てる人は数字がまったく覚えれないとか。電話帳を全て記憶
でける人は、他人が何を着てたのか思い出せないとか。
だから全て一長一短、人の細かい能力を浦山氏がる必要はない
のれすぅ。これはガチ。わたしはマジに進言しますよ。












 我が敬愛する元ネット作家、タッくんこと市川拓司氏は脳内
物質のバランスが乱れて若年から多動症やパニック症に悩まさ
れてきましたが、とても美しい小説でミリオンセラーになりま
した。でも、「もし、この症状が治るのなら小説なんか書けな
くてもイイんだ。」とおっしゃった。才能と引き換えに失う物
もまた多いということでしょうか。













 だから、人間の能力の計り方はもの凄く沢山あって、簡単な
テストぢゃまったく計れないのだあ!つうことでやんすね。
つまり、「能力」はブラックボックスであって、何が能力なの
かは、アウトプットでしか分からない結果論なのですね。それ
に天才って個人的には不幸せそうな人が多いですぅ。凡人は
幸いなり、凡人にさちあれ。














 それにもうひとつ付け加うれば、出生後最大になった脳細胞
の数は成長と共に減少し自我や知識を確定していくって事だす。
「忘却とは忘れ去ることなり」(君の名は) しかし、忘れる
ことによって「意味」というものは支えられてんですぅ。(by
外山滋比古「忘却の力」)












 忘れられるから、生きていけるって実感できるなあ。僕の
人生なんて恥の集積ですからねぇ。たっは〜、くせえ