11月4日(水)ようやく諸学統合化の兆し(サイエンスアゴラにて)


 こんにちは。晴れ。少し暖か。久しぶりに黒富士と夕焼け
のグラデーション。葛飾北斎の世界。







 そう言えば、新東京タワースカイツリーが大分伸びて
きましたね。日々伸びてくってイイもんだ。200mは
いったかも。最終的には634mで世界一だと。今の東京
タワーは333mだから2倍近くになります。2年後には
完成するとか。楽しみですね。早く上りたいですぅ。
一方、現東京タワーも最近は色んなライティングをして目を
楽しませてくれてます。









 サイエンスアゴラを概観しての感想だと、科学の世界も
要素還元主義の細分化から、ようやく統合の時代に入った
かな?いやいやまだまだ古い象牙の塔の抵抗が残ってるか
な?っつう端境期ですね。









 統合化の動機は細分化した各専門領域だけでは良く見えて
こない、バイオとか脳科学などの複雑系が主要ターゲットに
なって来た事。









 相まって、計測器などの発達で膨大なデータが蓄積され
データベース化され、さらにそれらのデータを解析する
インフォマティクスが急速に発展してきたことが挙げられ
まする。これは天文学などにも当てはまる傾向ですね。











 例えば、ヒトゲノム32億対がすべて解読され巨大な
データベースが作られますた。その中の2万2千くらいの
遺伝子も解析されデータベースに入ってます。それ以外の
イロエロな動植物、大腸菌などの微生物もデータベースに
入ってます。これではもうカンピュータでは扱えないですね。










 タンパク質というのはたった20種のアミノ酸(これだけ
しか無いのも地球生物の不思議?)の繋がりの組み合わせで
何万種もできるんですが、この分子機械(タンパク質)は
その機械的な形が性質、働きを決めています。それでコン
ピュータで形を分類して同じような働きを持つタンパク質を
数百に分類したりして遺伝子の研究を進めてまするよ。











 今や、あらゆる研究はコンピューター無くしては一歩も進め
なーい!という状況です。紙と鉛筆で直感を働かせて自然の謎
に迫る!というような分野は本当に少なくなってしまいましたね。
文学、哲学くらいかな?文学だってプロットを入力するとお好き
な文体を自動出力できる時代がくるかもね?プ











 何やら寂しい気もしますが、「この世界の総てはディジタルで
記述でけるのだあ!」つう仮説はまだ証明されてないのが救い
だす。ともあれインフォマティクスを横串に諸学が統合されてく
のはイイことかも知れない。ほっとくと何処までもどこまでも
細分化したがるのが学者ですからね。プププ