2月4日(水)流転と普遍とボク


こんにちは。薄曇り。さぶし。






 「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」


 よせる波頭は動くけど、水自体が動いてくるわけではありま
せん。でも、そこには動いているエネルギーは確かに存在して
ます。







 わたしは時の経過の中で常に同じわたしであるのだろうか?
分子的な実体では絶えず変化しています。骨や歯などを除けば、
1年で身体の全てが入れ替わるとか言われてまする。ただシステム
としての恒常性が統一を保っているに杉ません。つまり生命と
は「波」のようなものなのですぅ。








 「万物は流転する」(ヘラクレイトス
生命とは物質の大海に湧き上がった波のようなものなのか?
それがあちらこちらにぶつかって反射したり、混じりあった
りして水面をしばし騒がしたのち、静かに消え去ると。








 それで、いつまでも変らない言葉なんかを発明して、歴史
のボードにピンナップすると。でもそれらは生きてたサンプル。
昆虫の標本のようなものです。生きて動いて輝いてた時は
永久に失われた化石。万物は流転する、しかし言葉は止まっ
てる。動いている世界を言の葉で包んだとたんに氷結する
矛盾。嗚呼!