11月12日(水)始めにことばありきかな?

こんにちは。曇り、一時小雨。かなり気温低下の模様。手が悴んだ。

帰りにスーパーに寄ったら「優勝記念セール」なんてやってた。
便乗?なんかに託けていつも特売やってるな。デパートでは
特売価格は納入業者がしょってたがスーパーはどーなんだろ?






 昨日ビデオに撮っておいた爆問を見た。「日本語で日本人を知る」
つうの。山口仲美先生、学者というよりも気さくな人生相談の
おばさんみたいだな。変化する擬音は奈良時代、ビヨビヨ(犬)、
ネウネウ(猫)、呼呼(サル)など掴みはOK。今は半分も残って
ないんだって。そういへば英語でもバウワウ(dog)みゅーみゅー
(cat)などかなり違いマスねえ。これは音波を客観的に捉えてる
んぢゃなくて、自分の脳内で空耳アワーしていることの証左です。






 印象に残ったところ:1.日本人は具体的、感覚的なことばが得意、
逆に抽象的なのは外来語に委ねてる。2.負の感情表現を良く使う。
3.文化の質によって言葉も変る。貴族文化と武家文化で言葉が「
曖昧、やわらか」→「論理的、きつい」に変化。などなど。






 そういえば環境によっても言葉は変るとか読んだことがある。
日本人は色表現が200近くあるけどイヌイットは氷の世界だから
とても少ないんだって。その代わりに白の表現は氷や雪の状態に
関連してとても多いそうだ。また日本人は魚を良く食べるから
出世魚のように呼び名が変ったり部位によって違う呼び方がある。
一方、狩猟民族は家畜や肉の呼び方に多様性があるとか。







 砂漠の民は星を眺めて議論ばっかししてるから抽象表現が発達
したとか。要するに、言葉は誰かが論理的に構成したものではなく
生活そのものを表わしているから、ホントの翻訳って極めて難し
そうですね。哲学概念を表わす言語は造語に便利なドイツ語と漢字
造語のできる日本語が適しているという日本の哲学者の手前味噌も
あったな。





 当該、言葉を通して日本の歴史や文化を研究している美人教授は
色々な言葉を吸収してきた日本語は「表現が豊か過ぎるのが欠点で
あーる!メタボであーる。もっとスリム化して表現に鋭さを持たせ
ないといかーん!」と、植木の剪定をたとえに力説しておった。
一理ある。自由放任か制限か。こんなところにも葛藤があったか。
ああ、世の中はままならんなあ〜、はぁ〜あ〜






 ふとバッグを探ったら「折りたたみ式の花瓶」なるものが出てきた。
先日、「草月展」の招待券があったので終了間際に行ってきたのだ。
茜さんの直筆サイン入り。使わないときには畳んでしまって置けるか
らグー。では。