人ヲッチングも秋田からバード・ヲッチングとか


こんばんは。快晴。ただし寒気きつい。上空にジェット機が飛ぶたびに
きれいな飛行機雲が尾を引いて北西の空に消えて行った。夕暮れの空の
グラデーションは絵も言えず綺麗で、僕の目には露が宿ったかも。



午前中、2,3メールをしたためた後、ふと思い立って双眼鏡を引っ掴
んで外にでた。ネットに倦んだ人はリアルに引き篭もるとか云われていま
すが、人間性にあきれた人は自然に引き篭もっても良いのでは?とか、屁
理屈つけてマイカーをぶっ飛ばす、湾岸沿い。



流石に耳切る風はカミソリのように冷たいが、こころは逆に暖かい。
最初のポイントについたら、そこはまだ霜柱が立っているビルの陰。双眼
鏡で覘くと、冬鳥たちが沢山停泊している。マガモ、スズガモ、オオバン
など12種を確認。水に潜ったり、遊んだり、仲良くツガイで休んでいた
りと、和やかな風景。




で、更に鳥影が濃いとか言われている第二のポイントまで足を伸ばす。
いたいたいたいた、大集団がいますたYO。ユリカモメとかヒヨドリとか
地鳥を含めて20種を確認。鳥たちは人の黒、運河の黒にもそまず漂う。
クロサギってのがいてね、これは関東では岩が黒いから体も黒いのですが
、南のほうの白岩に住んでるのは同じクロサギでも真っ白という詐欺の
ような話もありまする。プ




小魚を食べるのや、ミズモを食べるのや、虫を食べるのや、草を食べるの
やみな共存していて楽しげ。肉を食べる猛禽類がいない間のつかの間の
団欒か。鬼ごっこをしているのまでいますね。あ〜〜、寒いけどのどか。
2億年前から恐竜の後継者として多様化し繁栄してきた鳥類は人類なんか
目じゃねーくらいに生き方が達者。




渡り前の渡り鳥は食って食って、昼も夜も食いどーしで、メタボリック
もなんのその、体重を30%も増やして旅に出る。母を訪ねて三千里を
一気に踏破すると体重は元に戻ってる。これはね、ジャンボジェットと
同じなのれす。燃料を機体の重量の3割補給して出発し、着いたら空に
なってる。しかしこれより昆虫の方がもっと効率はいいらすいね。蝶の
渡りとか。これは4億年の知恵ですぅ。たかだか数百万年の人類が敵う
訳がありまっせん。




とか関心ずらしの姑息な手を使った一日ですた。でも夕焼けの綺麗な色
を見ていたら、ホントに自然に溶け込んでしまった気がしましたよ。
寒かったけどなんか充実してた様な心持。では、おやすみなされい。