8月5日(土)ほとんど諦めかけてる三流腐敗国家の国民とは。

 白い雲プカプカの夏晴れ。27.7℃~35.9℃、51%。3600歩。熱帯夜&猛暑日。午後南寄りの風強し。熱中症警戒アラート発令中!

 

 プロセスかコンテンツか:

 こりは手段か目的か?と同様に良く二分法的に議論されるイッシューです。実際は両方とも混然としていて、大抵のばやいは両方とも大切なのですが、時に片方に比重が掛かることがあります。

 プロセスよりもコンテンツの方が重要な局面も多々ありますが、一見それほど重要でないように見えるプロセスがとても大切なことがあります。

 ヨーロッパ文明の起源と目される古代ギリシャでは、当時の先進文化圏であったエジプトに留学したギリシャの若者がその膨大な知識コンテンツではなくして、知的方法論というプロセスを持ち帰ったので、その後の知的発展をもたらしたという説もあります。コンテンツを持ち帰ってもそれに縛られて、その後の自由な展開は無かったでしょう。

 一方、日本の遣唐使は中華文明のコンテンツを持ち帰ったので、独自の文明を形成するに至らず、中華文明の影響から逃れられませんでした。(独自のモディファイはありましたが。)

 話を突然現代に戻すと、日本は戦後の殆どの期間に自民党の一党支配が続いています。澱みが歪みを発生させて利権政治があらゆるところに蔓延しております。つー現状認識から見ると、如何に素晴らしい政策論(コンテンツ?)を展開しても、実行段階ですべて骨抜きにされてしまいます。蜜に群がるアリンコのように、カネや利権に群がる議員の群れ。

 この状況から脱するには、政策コンテンツよりも政権交代というプロセスを実現するしかありません。個々の悪というより体制全体が利権にまみれており、政治イコール利権という構造自体を直さないと、モグラたたきになるだけです。

 だがしかし国民の意識が政治に向かわねば、政権交代など百年河清を俟つにすぎず。バン(基盤、看板、カバン)とサーカス(お笑い界)で国民の心を惑わし、政治から目を逸らせるマーケティング手法は、長い間の悪知恵でますます洗練を極め、更に世論を纏め政治プロセスをチェックすべきメディアを丸め込み、万年与党は寸分も揺るぎません。

 つーことで、やはし万年野党はご立派な政策論議と政権批判にいそしむしかナインだすぅ。ザンネン