6月6日(月)芒種。何事も囚われてはいくないとぞおもほゆ。

 終日冷雨しとしと時に強し。18.4℃~15.8℃、93%。昼間は17℃前後と低め安定。東の風強し。

 今日のCOVID状況:都の新規感染者数は1,013人で前週より25%の減少、重症者は15人、死亡は0でした。今日は千の大台を切るかなと予測したですがギリギリですた。安心するとリバウンドがあるから防疫の基本は押さえた方がええですね。但し屋外でのマスクを惰性でやってると熱中症のリスクががが・・・

 

 裏腹シリーズ:ソリューショニズムとは。

 目先の場当たり的解決に目が行き過ぎると、根本的な問題が見過ごされて古い構造が残ったりするリスクを言いまふ。ソリューションに囚われて、真の解決が等閑にされます。

 でも、あまりにソリューションの害を言い立てると、簡単なパッチで上手く行くブリコラージュ(あり合せの道具や材料で柔軟に解決)を阻害したりします。ま、真の原因(阻害要因?)を忘れずに、眼前の問題にも素早く対応することが求められるのかな?

 先日、「子ども食堂は政治の貧困を覆い隠し、政治的な解決を遅らせる。」とかいう論調がありました。こりは「年末助け合い運動で、困った人に手を差し伸べると、政治的解決を遅らせる。」という論調に似てますね。いずれにしろ頭でっかちで、目の前の困った人々を放置する冷淡な考えだと思います。

 ソリューショニズムの害は、そんなところではなく、もっと組織の改善を進める上で言い立てるべきだと感じます。例えば、「有能な人が組織をダメにする」なんていう逆説ですね。働かないアリの効用みたいですが、「無能な人(組織内の仕事を効率よくできないと言う意味で)がいると、組織の欠点が早く顕在化して改善されるが、有能な人ばかりだと、組織に欠陥があってもそれなりに仕事をこなすので、組織の構造的な欠陥が顕在化しない。」という説だったと思ふ。これはこれで一理ありそーです。

 ま、ある一つの概念を取り沙汰していい悪いを言い募るよりも、個別具体の問題に柔軟性を失わずに対処するのがグーとか思いましただ。グーチョキパーに優劣無しと。