9月2日(木)昨日長月に入りました。禾乃登 (穀物が実る頃)。目先の狭いリアルより広大な理想を。

 終日寒雨しとしと。18.4℃~20.6℃、95%。つい先日の猛暑日からあっという間に晩秋の気候!でも夜が寝やすくなったのはグー♪諸君も体調の管理にはくれぐれも注意のことよ。

 

 パンデミックに重要な行動とは:

 これはもうたった一つの要諦があるのみです。すなわちアジャイル(素早い行動?)ですね♪打つ手が1週間遅れれば感染は2倍になるという例は良く見られます。それに実施が遅れると対策費用も倍倍になります。早め早めに手を打てば費用も少なく感染を抑止できると。

 我が国の現状を見るに、そもそもの初動から動きが鈍く北海道雪まつりなどで感染の拡大を許してしまいました。中国からの観光客の抑止や空港検疫、ダイアモンドプリンセスなどでの感染対策など、すべてにおいて後手後手でパンデミックに追い回されて、主体性を取ることがついにできませんでした。

 しかるに、潔癖な国民性と周りの空気を読んで世間に合わせる風潮で、たまたま感染を低く抑えることができましたが、これは政府の手柄ではありません。ですからGoToキャンペーンやオリンピックで自粛の風潮が崩れると、でっかい波に襲われます。

 政府自体の手口はスウェーデンやトランプのアメリカのように後手後手で何の対策も取らなかったのです。先手先手の対策を打っている台湾やニュージーランドとは雲泥の差となります。同じ女性首長でも人々に対する眼差しが、わがユリコ閣下とはまったく違います。

 国内を見ても先手先手の和歌山県山梨県の状況と、東京や大阪の状況は全く異なります。なにより自宅放置が発生しませんし、感染自体も低く抑えられております。東京でも墨田区などは先手先手で医療崩壊を防いでいるのは見事です。やはり首長と保健所長の見識がものを言っているのでしょうか?選挙の大切さが身に染みます。

 パンデミックはグローバルな現象ですから、1国だけが抜け駆けしても決して収まりません。完全に国を閉じればいいですが、それでは経済が回りません。全世界で一挙にワクチンを接種するロジスティクス網を組んで、一斉に抑え込まねば収束しないかも?

 ホントはそーゆーのを差配するのが国連やWHOだと思うですが、各地で自国優先主義が勃興してうまく行かないのかな?今こそ望まれるのは変なリアリスムではなくして、真の理想主義者ではあるまいか?パンデミックをその契機にしてほすいところ。(米国が地政学に基づいたリアルポリティクスで戦費を880兆円も浪費した事実を受けて。)ナムナム