11月4日(水)終わりよければすべてよし?

 秋晴れ!10℃~19℃、28%。北風がつべたい。7200歩。湿度が低いので朝夕富士山がはっきり見えますた♪

 夜中に窓がガタガタ鳴っていた。木枯らし一番が吹いた模様。今はもう冬?いや、週末には冬が立ちまふ。

 

 All is well that ends well.

 こりはシェークスピアの戯曲の中の言葉で、終わりさえ良ければ全て良かったことになると。ま、有体に言えば直線的な思考で今ではあんまし流行りませんです。はい

 少し前までは、目的志向とか成果主義とかいうのが流行りましたが、大方は成功しませんでした。あまり最後に拘り過ぎると過程が疎かになるからです。目標が高いと達成できないし、目標が低いと達成しやすいが成果が上がらない。最適な目標と達成度を誰が決めるのか?そこが問題だったんですぅ。

 これの正反対が、わだすの大好きな言葉「人間万事塞翁が馬」です。成功や失敗はからみ合う縄のようなもので、それぞれがそれぞれの元になっているんだから、あまり拘っても詰まらんぞよ、つうようなもんです。それに物語と違って人生の出来事に終わりは無いしね。死ぬのも終わりではなくして、中断のようなもんですぅ。

 そもそもすべての生物は、生まれて、成長し、盛んになり、萎れて、消えていく、つうサイクルですから、最後は必ず衰えます。どんな天才でも名選手でも最後はボケて消えていくんすね。あの哲学の巨人カントでさえ、最後は痴呆になって日常生活もままならず、天才長嶋選手だって阪神がいや半身が効かなくなったりします。でも、これが生物としての極自然な姿なんすよ。いくら抗っても逃れ得べからず。

 ここが観念できないと、徒に見栄を張って老醜を晒すことになります。事故を起こしても反省せず偉ぶってる老人も多いでしょ?一人では何も出来ないのに威張り散らしてる人も多いでしょ?これらは「終わりよければ全てよし」教の妄信者なんです。老化とは心身共に障害を負っていく過程なんです。ここの割り切りが極めて(めっちゃ)大切だと思ふ所以ですぅ。どんもどもども。